湧水と音楽

私の住んでいるこのあたり、宅地化してしまいましたが元々よくあるような水田地帯なので農業用水路が張り巡らされています。
最近、散歩をしていて気づくのですが古い家の前や庭の中には用水路の水辺まで降りられるような階段がつけられていて今も残っています。
35年位前になりますか学校の帰り道、おばあさんがうちの前を流れる用水路で食器を洗っているのを見たことを思い出しました。
そのころ生活排水によるドブ川化は今よりひどいイメージで、子供心におばあちゃんなにやってんの!と思った記憶が・・
昔・・合成洗剤なんてないころにはみんな川で洗い物をしていたんでしょうかね。
その洗い場の写真を撮ろうかと思ったけど人の家にカメラを向けると通報されそうなので・・・

これはうちの隣の田んぼ、一昨年から休耕田です。その向こうは住宅地さらに奥は団地・・・さらに奥には山の斜面を分譲した住宅地・・
今では想像できないのですが、昭和30年くらいの航空写真を見るとここから山手方向へは一軒の家もなかったことがわかります。
近所の年長者の話ではいたる所から大量の湧水がある湿地帯で川にはシジミやウナギがいたそうです・・
この写真の奥には小さな用水路が流れているのですが、蛍がいます。
いるわけないような光景なのでずっと気づかなかった・・まさか自分のうちの裏に蛍がいるなんて・・

月並みですが、スメタナの交響詩モルダウ冒頭・・・
作曲者的にはモルダウじゃなくてVltavaなんでしょう?
教科書でモルダウなんて教えられて・・と文句めいたことを書こうかと思ったんですが、
最近の教科書はブルタヴァになってるんですか・・・
私が音楽に目覚めたのは中2の5月。それまでは音楽の授業は退屈でしかなかった・・
クラシック音楽なんて訳の分からない騒音の連続だと思っていました・・
自分の大好きな音楽もきっと興味のない人にはああいう風に聴こえているんだろうなと思っています。
意外とそういうことがわからないものですよね・・みんな自分と同じかと思っちゃったりして・・
この曲を授業で聴いたときはもう目覚めてたのかな・・
先生が言った一言にそれは違うと思います。なんて思った記憶が・・
滴り落ちる水滴が一本の流れになり・・・それらが集まって・・みたいなの、これもいいですよね。
誰でも思いつきそうで、誰にも作れなかった音楽。
チェコにも蛍がいるのかな?、この場面みたいなところに・・
いるならちょっと水量のある・・ちょうどクラリネットが出てきたあたりかなぁ・・・
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