2重テンポ シェヘラザード

最近はネット上でスコアが見放題になっちゃって大変ありがたいことです。
昔は買わなきゃ見られなかった・・というより見たくてしょうがないような曲のスコアは田舎では手に入らなかった・・
学生の頃はお金があるのならCDを買って聴いたことのない曲を聴いてみたかったので楽譜は二の次だった。
頭の中スコアは自分には手の届かない未知の存在となっていった・・
大袈裟になっちゃいましたが。聴きながらここスコアはどう書いてあるんだろう?と思っていたところがいろいろあります。
オーケストラ音楽の魅力を知りたかったらとりあえず聞いてみたほうががいいですよ的な音楽のひとつ、リムスキーコルサコフのシェヘラザード。
第2曲に蛇つかいの笛みたいな場面が出てきます。
蛇の踊りなのでテンポは怪しく極端に変化する・・・
一方このシーンを支えている弦楽器のピッチカートは連続音を一定のテンポで繰り返していて対比を見せている・・・
西洋音楽の楽譜は、水平方向、時間軸は各パートすべてに共通で一つしかないという前提に基づいて書かれていいます。
2つの異なるテンポが同時に進行するこの場面をどう記譜しているのかすごく興味があった・・
この曲はポケットスコアがで田舎にも売ってたかもしれない。
で見てみると


あっ・・・まぁ・・・そうかぁ・・みたいな。
そんなびっくりするような何かはなくてとても合理的な感じだ。

ついでだから・・その先のハープもアドリブ・・
音楽に限らず、こういういつものルールに当てはまらない何かを記述しようとするときはできるだけシンプルにやったほうがいいと思う。
こういう時に張り切って訳の分からない指示を書いちゃった結果、かえって誤認や指示を読むことを放棄してしまうという事を招いている場合がある。
わざわざ難解な説明文を書きだすのは書いた本人が内容を理解できていないことを示している場合も多いと思う。
今まさに私が訳の分からないことを突然書き出している訳ですが・・
自分が一番危ないかもしれない気を付けよう。
この曲を初めて聴いたのはデュトワ、MSOのCDでした。
学校の帰り、どこの田舎にもあったような駅前の4階建てくらいの小さなデパート。
体格のいいいい店員が仁王立ちしていたのを覚えています。万引きの被害額が相当大きかったんだろう。
そのデパートはほどなくつぶれてしまったようだ。
たぶん今も空き地のままなんじゃないか・・
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