男がいる

いろいろありますが、
またいつかいい時も来るだろう。
北海道行きたいなぁ、今くらいから一番いいころじゃないかなぁ・・一人で道北をうろうろしたいなぁ・・
ここに来てくださったり、拍手ボタンを押してくださる方々、本当にありがとうございます。
救われています。
ショパンのこのノクターンも好きです。
この曲、聴いていて二人の人物を感じるんですよね。
1人は右手の主旋律。心に悲しみを持っているが希望もある。美しい女性でしょう。
もう一人いる思う。

このあたりから、左手は何かを語っていると感じます。
強く主張するでもなく控えめにしているけどとても強く大きな心を持った・・男・・
女性を支え、守ろうとしている。でも決して話しかけたり触れたりすることはない。
ホ長調の安定した場を作ってやさしく差出す・・そのうえで美しく歌いはじめる女性・・
もちろん、ショパンはそんなこと考えてこの曲を書いてはいないでしょう。
書いたの17歳だそうです。希望に満ちてた頃だろう。
いい年をしたおっさんが何を書いてるんだという話ですが、どう感じるかは私の勝手なので許してください。
ブログっていいですよねこんなこと書けて。
やったことがないですがSNSとかいうのでこんなこと書いたら気持ちの悪いと思われるんじゃないのか。

ピアノやってる人には当たり前なのかもしれませんが・・
ルービンシュタインもそうですが、例えばこの歌いだし、左手のEの上に乗るのは前打音ではなく次のGですね。
YouTubeでいくつか聞いたものはみんなそう弾いてます。
でもそれは間違えで前打音がベースのEと同時に鳴るのが正しいとどこかで読んだ気がします。
正しいというのはショパンがそう考えていたという事かな・・
そっちのが演歌っぽくていいかもな・・
それっぽい?
同じような救いの旋律が始めはロ長調で最後はホ長調で2度歌われますが、

1度目

2度目
前打音の置いてある位置が違うんですよね。
ボーっと聴いてて何も意識したことがなかった。
聴いていて思ったけど

旋律が半音上がっていく版と、同じ音を繰り返す版があるんですね。
前者のが好きだけど、どっちが本当なんだろう?
ペダルも違うんですね。
Comment
こんにちは、“スケルツォ倶楽部”発起人です。
毎回unagiさんの 素晴らしく具体的な音楽考察を拝読する度、勝手に「楽興の時 」を迎えて興奮しています。そういう時は 実際にサウンド・オブ・ミュージックをわが愚耳で確認しておかなくちゃと思いながら 貴投稿のペースの速さには息切れ(笑 )、全然追いつけない日々に焦燥感さえ募らせてます。
ワルシャワ時代のノクターンOp.72-1 ホ短調、美しいですね。unagiさんに深く共感します、この曲の左手は 終始一貫して 揺るぎなく右手旋律を支えつづける三連符四つの規則的な動き、穏やかでゆっくりとした左手の乗りつつも 明らかに一定の距離感をおいて どこまでも自由に心情吐露する右手・・・。この繊細な旋律に ショパンが楽譜に付けた前打音など装飾音符らの配置は、あたかも練達の歌い手(右手 )が 拍の規則的な縦割りを微妙に遅らせる(ルバート )ことによって音楽に感情の思い入れを吹き込む技巧をいかなる方法によってピアニストへ正確に伝え得るかという課題に取り組んだ、若き作曲者による挑戦だったのではないか、などと妄想させてもらいました。
ポリーニの「ノクターン 」一味違いますよね、良くも悪くも。
発起人さんこんにちは
いつもありがとうございます!
毎日更新中ですが、いつか息切れするとは思います・・
どうして意地になって毎日更新しているのか、自分でもわからないんです。
> こんにちは、“スケルツォ倶楽部”発起人です。
> この繊細な旋律に ショパンが楽譜に付けた前打音など装飾音符らの配置は、あたかも練達の歌い手(右手 )が 拍の規則的な縦割りを微妙に遅らせる(ルバート )ことによって音楽に感情の思い入れを吹き込む技巧をいかなる方法によってピアニストへ正確に伝え得るかという課題に取り組んだ、若き作曲者による挑戦だったのではないか、
あーっ、面白いですね。ショパンの一番大事なところかもしれませんね。
17歳でショパンはもうショパンになろうとしていたんですね。
そう考えながら聴くとまた深いですね。
> ポリーニの「ノクターン 」一味違いますよね、良くも悪くも。
見つけた時、ポリーニがノクターン?と思ってしまいました。
ルービンシュタインとは全然違う世界ですね。
こちらは二人の世界という感じはしません。
でもこれもいい演奏でどちらも好きです。
音楽っていろんな可能性があってすごいですね。