ラジカセ

先週みかけた家族と同じかはわかりませんが、ほぼ同時発生だと思うので・・
子ガモ、1週間で大きさが3倍位になっていた・・
数は・・多分減ってる・・
しかし水草みたいなのを食ってあんなにでかくなれるのか・・
この隣の田んぼは草だらけだ・・何がダメかはわからないけどあっちのは嫌なんだろうな・・・
かーさんは時々周囲を見渡して状況を確認している。
通りかかる人たちがみんな笑顔で話しかけてくる。
自分は誰よりもあのカモの親子を見ていて知ってるんだよと・・
大人気でいいなぁ。
先日、友人が古いラジカセを持っていました。
古いとってもCDが聴けたり、ラジオの周波数はデジタル表示だったり。
今時カセットテープが再生できる装置が現役で存在するんだなんて思ってうれしくなった。
でも考えてみると

うちにはもっと古いラジカセが現役で生きていた。
家族がこれでラジオを聴いているようだ。テープ再生系が生きているかはわからない。
私が音楽に目覚めたころに使っていたラジカセもこんな感じのもの。
もっと地味でボタンやつまみも少なかったっと思う。
元々もっと古い2台のラジカセで1台のイヤホンをもう一台のマイクにセロハンテープでくっつけて・・とかやっていたので、こんな物でも画期的だった。
ラジオのチューニング状況に合わせて光るランプがあって、ランプの光量が最大になる位置を狙うという・・・部屋のどの位置にどんな角度で置くかでも受信状況が変化していた。
そんなラジカセでFMを録音して聴いていました。
テープは従兄のお下がりの英会話教材テープをつぶして使った。
気に入った曲をダビングして作った一本のテープを宝のように毎日毎日聞いていました。
最初に作ったテープは記念にと思い今もしまい込んであります。
もう一生聴けないと思っていたけど、ラジカセあるんだな・・
そのテープを思い出すと当時頭に焼き付けられた音が再生されます。
前に録音してあったものが消去しきれずに聞こえてしまっている・・
録音ヘッドがテープに当たって時に起きるボツッ!というノイズとともに曲が始まる。
メンデルスゾーンの無言歌の第1巻、第一曲「甘い思い出」という曲です。
曲名は作者によるものではないようですね。
楽譜の出版社かなんかによるものでしょう。
朝のクラシック番組で時間の余白に流してくれたものを録音した。
7曲くらいだったか、あれから30年、全曲の無言歌全曲のCDを手に入れてから25年がたってもなお、その7曲を選んで聞いてしまう。
あの頃は何か特別な時期だったのかも。

自分でも弾いてみたいなんて思って楽譜を買ってきたのも25年位前、弾けるようにはならなかった。
なんでも身の程知らずでごめんなさい。
この曲を聴いていていると小さな白い花が咲き乱れる野原・・という光景が頭に浮かびます。
幼いころの具体的な記憶と結びついていると思うんですが、長くなるので・・

このあたり、中学生のころはここが童謡の「小さい秋」に似てると思いながら聴いてた。
ふと立ち止まりハッピーばかりではないというようなことをこぼします・・
その後また明るく進もうとするんですが、単純に冒頭の主題を歌うのではなくて、自分に言い聞かせるような何かを少し歌うんですよね。そしてまた前へ進んでいく・・
甘い思い出なんかじゃない・・今生きているという感じがするんです。
作者が何を思って書いたかは知らない・・超天才だったらしいし、深く感じなくてもこういうこのをサラッと書けちゃうのかもしれない。
こういう曲の世界観は聴き手に委ねられてると思う。
勝手に好きに聴けばいいと思う。
メンデルスゾーンはかなり裕福なユダヤ人の家に生まれ、才能もあって成功を保証されたような人生を送ったために、苦悩を知らない彼は創作者としては三流・・みたいなひがみ的な批判を長くくらっていたみたいです。
何が正しいかは知らないけど、いい曲を聴きそびれた人たちは損をしたという事でしょう・・
この曲はいい曲で好きです。
Comment
あ、彼=ラジカセです。
中学時代に手に入れたラジカセさんが、私も赤でした!
懐かしい。
昭和家電の赤。元気になりますよね。
クラッシック外コメントお許し下さい。
“スケルツォ倶楽部”発起人です。
これほど味わい深い記事をコンスタントに投稿し続けるunagiさんの力量(=音楽愛 )ったら 比類なく素晴らしいです。毎回深くうなづきながら二度三度と読み直してますよ。しまいには あーもう自分の駄文ブログなんか書く気も失せてきちゃったなー ・・・
「あの頃は何か特別な時期だったのかも。」、「曲の世界観は聴き手に委ねられてると思う。」、「勝手に好きに聴けばいいと思う。」云々のくだりなんか ホント同感。良いブログだなー。。。
今もアルバイトで、残務整理が続いている勤務先の定年退職祝いに何が欲しいかと、聞かれCDラジオと貰ったが、予算が余り過ぎたとかで、ハイレゾが聴ける高価なシリコンプレーヤーも貰いました。
安いシリコンプレーヤーで充分なのでこれは二男にやり、居間で毎日CDラジオは活躍中。
MP3が聴けるので、CDRにファイルを取り込み聴いています。
但し、使える形式がMP3だけで、他の音楽ファイルには対応できませんでした。
オマケに途中で電源を切るとまた最初のフォルダーに戻るのが一寸不便。
まあUSBも使えるので便利ですね、こちらなら途中から再生が可能です。
問題は、私以外の家人は、私の聴く音楽を騒音として理解するわけで・・・・・(笑)。
suzukiさん、こんにちは
彼、赤だったんですね。
思い出してもらってラジカセ冥利に尽きるというところでしょう。
昭和家電の赤、いいですね。ありましたねそんな感じの・・
何かひとつののジャンルを形成していそうです。
そういえば赤いテレビと見かけませんもんね。
ありがとうございました。
発起人さん、こんにちは
いつもありがとうございます。
いい加減なことを適当に書かせていただいて喜んでいるところですが、
大変ありがたいお言葉をいただききまして、嬉しいやら恥ずかしいやら・・
これも、読んでくださる方とコメントをくださる方のおかげです。
読み物として深くて楽しい”スケルツォ倶楽部”は別格と思っています。
これからも楽しみにしています。
ありがとうございました。
MKさん、こんにちは
いつもMKさんのお話に登場する装置ですね。
愛用してもらえて幸せなんじゃないかと思います。
なるほどMP3だとCD10枚分くらい入りそうですから、毎回冒頭に戻らずに
続けてくれたら快適でしょうね・・
同じ音楽でも素晴らしいと涙する人の横でうるさいとしか思わない人がいるというおは考えてみるとすごいことですよね・・
困ったことでもありますが・・・
ありがとうございました。
こんにちは
つい最近、ちょっと要り用があって、カセットも聴けるCDラジカセを買ったところです、さすがにMDまではなかったですが;
昔はFMのクラシックをよく留守録しました、VHSビデオに音声だけ繋いで長時間録音して、気に入った部分をカセットに移していました、VHSビデオのほうがワウフラッターも起らず、優れ物でした。
michaelさん、こんにちは
カセット付きCDラジカセってまだ新規で手に入るんですね。
ビデオデッキを録音用に使うというのもなるほどなと思いました。
砂金の若い人はデジタル上で色々楽しんでるんだと思いますが、
融通の利かなかった昔のアナログ時代もなんだか楽しかったですよね。
いろんな人の工夫と進化の追求の先にに今があるんですよね・・
ありがとうございました。