天の声

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なんでもそうですが、仕事で扱う図面や文書など作成者と承認者の署名が入って初めて有効となります。この内容について私が責任を持ちます見たいな話でしょう。
署名のないものはどんなに内容が重要でも有用でも単なるメモ扱いとなり書類としては扱われません。
だいぶ前からペーパーレス化で活字のサイン入れちゃったりするんですよね。あれだと誰でも同じものが書けるわけだけど。
電子承認とかいうのもあるみたいだけど、小さな会社だとサインや印鑑をスキャンした画像を適当に貼り付けたりしていてそれも軽いよね。まあ考えてみれば手書きのサインだって偽造可能か・・

オーケストラ音楽で指定された楽器がステージ以外の場所で演奏するというのがよくあります。元々オペラの演出なんかでやっていたことがコンサート用音楽にも持ち込まれたんでしょう。
曲によっていろんな理由や意味があるわけですが、あるわけないような場所から音の聞えてくる場面は特異なワクワクポイントです。
中には面白い効果というのを超えてそれ自体に感動することも。
ここぞと言うところでとんでもないところから音がしたりするとしびれるでしょうね・・


千人の交響曲という愛称でちょっと誤解されている気がしないでもないマーラーの交響曲第8番。
30分ほどの第1部と約1時間ほどの第2部、ともに終結直前に金管のバンダがでてきます。
どちらの楽章もかなり重く大きく濃い内容を受け止めてくるんですがその結論だというところ、ずっとキーワードのように鳴り響いていた旋律が全然違うところから聴こえてくると泣けてきます。
天国か宇宙から聴こえてくるラッパみたいなんですよね。
人間が一生懸命演奏したその音楽を神とか宇宙の真理みたいなのが受け取って、
よし分かった・・と承認してくれた承認印みたいです。
その天からのアンサーが鳴り響いたのを聴くことによって宇宙の真理みたいな音楽がここに完成したことになるわけだ。
ここは泣ける・・ほんとに。

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第二部の最後、合唱が歌いきると同時に天の声みたいな金管のバンダが登場・・・
地表を表す低音の伸ばし以外はみんな遠慮して黙っている。
スコアの景色的にもバンダは出番の時点から記されていて視覚的にも特別感を感じます。
自筆譜見たことないけどこの書き方作者の指示じゃないかな?
オルガンの手鍵盤がバンダと同じことをやっているんですが本設オケの金管が対旋律を吹き出すタイミングで切妻的に弾くのをやめるんですよね。このスイッチングみたいな切り替え感がマーラーだなと思ったり・・
音楽的にどうかだけじゃなくて音響的に聴き手の耳にどう響くか何をどう聞かせたいかというところをいろいろ計算してんだろうななんて感じたりして・・この人ずっと現場にいた人だし。
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地上側にいるオケの金管が早口でごちゃごちゃ言っているのに対して遠くのバンダは倍の音価で長く大きく鳴り響く。
この全然違う対比がまたバンダの側に普遍的な天の声みたいなものを感じさせますよね。

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最後のこれはもう宇宙の法則の響き・・みたいに聴こえます。
大げさだと思うでしょ?オッサンはここで本当に泣きそうになるんですよ。
もちろんここだけ聴いてもダメ。
全曲に感動しながら受け止めてきた後にこれが聞こえるから泣くの。

6小節目の最後、伸ばしの前の ’ が生きると感動的なんだよなぁこれ・・
チャイコフスキーみたいなfffから始まってffffみたいなことは全然書いてないところにも注目すべきだと思う。

聴きに行った実演ではステージ奥のバルコニーみたいなところでやっていました。
*1番トランペットは複数で・・の指示も無視した最小限のおまけみたいな感じだったと思う・・
本設オケに負け気味と感じちょっと残念だとその時は感じました。
でも今思うと指揮者はあえてそうしていたのかも。
そんなハッタリ演出はいらない純音楽なんだよみたいな主張だったのかも。
それもまた説得力がありますけどね。


バーンスタイン・ウイーンフィルのやつ・・これあのDVDでしょう?CDになってるのとは別の日?
他の作曲家の曲でもマーラーみたいになっちゃうバーンスタインのマーラー。
後年の粘り倒したような演奏はちょっと苦手だけどこれは好き。

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あれオルガンどこだろ?まいいか、 こんな会場でやっていますが、

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いますね3階席最前部に。
よく見ると副指揮者もいて振ってる。
トランペット6人いるのかな・・
トロンボーンは楽譜通り3人。

音速って意外と遅くて複数の演奏者がいる場合聴き手からの距離が違うと同じタイミングで音を出してもずれて聴こえるんですよね。
バンダが本設オケより後ろにいるのなら、オケより早く出ればいいんでしょう?
だけど客席の後ろにいたりする場合はどこにあわせるんだろう?
私は楽器奏者じゃないからそんなのどうでもいいんだけどね。
オルガンなんか弾いてる場所とパイプの位置もオケの位置も遠いから相当大変なんじゃないかな・・空弾きすると音が後からついてくる感じでしょう?それをまたオケに合わせるんでしょ・・すごいね。
考えてみると録音でも楽器近くのマイクと遠くのマイクじゃタイミングずれるでしょう?
あれミキシングのときどうすんのかな?

自分が聞くのはCDの方で、多分同じ人たちの違う日の公演で場所も違うのかな?
残念ながら2チャンネルオーディオで聴いていてバンダが後方に定位したりはしません。
本設オケとは全然違う高い位置で鳴っているのはわかります。
これ現場で聴いたら本当に感動するだろうなぁ・・聴いてみたかったなぁ・・

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第1部のバンダも楽譜的にもバンダが突然登場する演出となっています。
トランペットとトロンボーンがカノンみたいになって凝っているんですが、この録音トロンボーンが周りにかき消されちゃっていまいち聞えないのが難点か・・

でも第2部のバンダはなんだか炸裂していてきわめて感動的だ。
最終和音のトランペットも誰だか知らないけど楽譜からすると間違いだろってくらいに炸裂してる・・でもそれでいいよこの曲なら・・

こんな大曲はめったに演奏されない・・と思っていたら意外とやってるんですよね。
コンサートしばらく遠ざかっているけれど機会があればまた体験したい。
現地でしか得られない体験というのがあるから。

巨大編成にこだわらず少人数のうまい合唱とやるお祭り騒ぎじゃないマラ8というのが演奏されてもいいんじゃないかと思うんですよね。でも一本づつでいいからバンダは後ろでやってほしいなぁ・・

Tag:マーラー交響曲第8番  Trackback:0 comment:4 

Comment

michael URL|別配置
#xNtCea2Y Edit  2018.02.07 Wed14:49
>人間が一生懸命演奏したその音楽を神とか宇宙の真理みたいなのが受け取って、"よし分かった"
なるほど、そう感じたら感動的ですね、
奏者を別々の場所に配置するのは古くからあるようですが、
ベートーヴェン、チャイコフスキーにも大砲をぶっ放す曲がありましたね、演奏会場から屋外の砲手に合図するのかな、これも当時の聴衆には感動ものだったかもしれません、録音ではミキシングだと思いますが。

unagi URL|Re: 別配置
#- 2018.02.07 Wed22:13
michaeさん、こんばんは
1812年の初演は本当に空砲を鳴らしたんでしたよね。
屋外での祝典でしたっけ・・
自衛隊の演習が年に一度公開されることがあって
何故か行ったことがあります。
自衛隊の吹奏楽部が1812年を演奏し、型式はわかりませんが
複数の戦車が実際に発砲していました。
ものすごいスケールなのにそういえばタイミングのずれは感じなかったような・・

ありがとうございました。
ばけぺん URL|unagiさん、こんばんは。
#- 2018.02.14 Wed21:33
こんばんは。

バーンスタインの「千人の交響曲」、ちょっと見始めたらあっという間に第1部全部見ちゃいました。こういう曲は映像が付くと一層迫力があってすごく感動的ですね。75年収録でしたっけ。今から振り返ると当時の奏者(特に女性)の髪型に時代を感じますね。個人的には黄色い服の独唱者が気に入りました(笑)。この曲に限っては初めて聴いて以来ショルティばっかり聴いているのですが、バーンスタイン、良いですね。
unagi URL|Re: unagiさん、こんばんは。
#- 2018.02.15 Thu00:06
ばけぺんさん、こんばんは
髪型そうですね!
奥さまは魔女みたいな・・
子どもの頃参観日にふり返るとこんな感じだったっけ?
バーンスタインって、マーラーになりきっているのかマーラーをやるとマーラー過ぎちゃってかえってマーラーから離れてると思わないでもないんですが、
でもこれにハマって抜けられなくなってしまいました。
ショルティーのも有名ですよね。
間違えて持ってるのに同じのを買ってしまい2重に持ってますたしか。
ジャケ写が録音風景であの写真大好きなんです。
今度また聴いてみますね。
コメントいただけて嬉しいです。
ありがとうございました。
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どうも発達性協調運動障害(DCD)じゃないかと思います。
クラシック音楽が好きです。

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