遠くで
昔連休になると北海道に出かけたことがありました。

海の向こうに見える山は利尻山、太陽が沈んでいくのは礼文島。
これも5月。
初めて行った時だったかな?
この場所がとても気に入ってその後何度も行きました。
昼間の雪をかぶった利尻を見てみたかったんだけどなぜかいつ行っても雨か曇り。
美しい夕景は色々見ることができたのですが雪をかぶった昼間の美しい利尻は結局まだ一度も見ることができていません。
夏の真っ黒い利尻と夕刻の神秘的なり利尻は何度かみることができた。
誰もいないここに誰と話すでもなくずっといたりして・・
なんでそんなにここに惹かれるんだろう?
一時は死んだらここに散骨してもらおうなんて思ってた。
でも冬の厳しさを考えると嫌だな。
死んだら冬寒いも何もないのかな。
サントリーホールの地下へ納骨みたいな事業をやってくんないかな。
池袋の芸術劇場の地下だとホールの位置が高すぎて音楽は聴こえなそうだ。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1294&v=qGkQmTAVK04
NACHTMUSIKと題されたマーラーの交響曲第7番の第2楽章は夜の音楽。
これと第4楽章は交響曲より前に完成していてここをコアに交響曲が企画されていったらしいんです。

冒頭ホルンの1番と3番による掛け合い。
エコーじゃないですね。
ここで叫ぶとどこか谷の向こう側で答えるみたいな・・
主と副じゃないですね。両方主。
リアルにここと遠くのどこかとかじゃなく、自分との対話のようにも聞こえるし・・心象風景的な・・
ここは舞台上のホルンに舞台裏のホルンが答える・・というイメージがあります。
実際聴いているとそう聞こえる録音がある。このショルティーのもそうですね。
でも昔行った実演では3番もふつうに舞台上にいて思い切りでかい音で答えていました・・
スコアを見ると1番に rufend(叫び?)、3番にantworten(応答?)みたいなのは書いてあります。
でも舞台裏という指定は見当たりません・・
どこかに書いてあるのかな?
書いてないのかもしれないけれど、舞台裏でやっているのを聴くとやたらに説得力がある。
マーラーならそうするだろうという思いがある。
同じ楽章で出てくるカウベルには舞台裏の指示があるので、なんとなくそこにいていいような・・
でも書いてないんだね事実は。
マーラー自身が指揮した際に舞台裏でやらせてた・・みたいな記録かなんかがあるのかな?
音楽的にはベルリーオーズの幻想交響曲の第3楽章「野の風景」でイングリッシュホルンと舞台裏のオーボエとが掛け合いをする場面が思い出されます・・
マーラーはこの曲が大好きで演奏会で特別多く取り上げたようです。

オーボエのところのderriere la sceneは舞台裏という意味だと思う。
ベルリオーズの野の風景は服毒自殺に失敗したおっさんの夢の中なわけですが、
マーラーのこれも単にどこかの純世界感みたいなものを想定しても仕方がない。
人のいる夜の街だったり誰もいないアルプスの牧草地の夜みたいなところだったり夢の中か・・
この楽章は交響曲全体の前に完成していてもう一つのナハトムジークと合わせて交響曲が企画されていったようです。
作者はこれは売れると思っていたようですけどね。100年かかりましたね人気が出るのに。
私は飲まないので夜の街みたいな写真はありません。
どこか出かけてうまいもの食おうと思ったらそういうとこなんでしょうね。

線路最北端。
再開発でこの景色今はもうなくなっちゃったんですよね。
そりゃどんどん変化していくよね最果ての駅だって。
いんだよそれで。
北海道なんかの旅行記を見ていると旅人宿というか昔のユースホステルみたいな宿で楽しく語り明かしたみたいな話が定番ですが
私はあれも苦手。どうしようもないねほんとに。
マーラーのこの楽章のホルンは私の感じるところでは孤独な心を表していると思う。
マーラー自身は別に孤独な人では全然なかったけれど、それは今関係ない。
中間部で鳴っているカウベルは牧草地の描写のようでもあるけど6番のどこだったかと同じ、遠くにみんなの姿が見える・・寂しさの表現・・かもしれないなと思ったりして。
私は何ができて何をしたくてどこへ行きたいのか。
何をすればいいのか。
なにをもやもやしてるのかもよくわからないんだけれど。
旅行もできないんだけれど、一日ぼーっと列車に乗ってどこかへいっちゃってみたいなぁ。
いまみんなロングシートになっちゃってあれだったりもするんだけどまぁそれは置いといて。
みたいなぁじゃなくて行っちまえばいいのか。
日帰りで誰にもバレないように帰ってこれてかつ旅情を感じる工程を組めばいんでしょ。
そんなことやって何になるのかって、何にもなるわけないよそりゃ。
実際に行けるかは問題じゃない。
そのくらい口に出して何か調べてみたりすればまた違うかなと思って。

海の向こうに見える山は利尻山、太陽が沈んでいくのは礼文島。
これも5月。
初めて行った時だったかな?
この場所がとても気に入ってその後何度も行きました。
昼間の雪をかぶった利尻を見てみたかったんだけどなぜかいつ行っても雨か曇り。
美しい夕景は色々見ることができたのですが雪をかぶった昼間の美しい利尻は結局まだ一度も見ることができていません。
夏の真っ黒い利尻と夕刻の神秘的なり利尻は何度かみることができた。
誰もいないここに誰と話すでもなくずっといたりして・・
なんでそんなにここに惹かれるんだろう?
一時は死んだらここに散骨してもらおうなんて思ってた。
でも冬の厳しさを考えると嫌だな。
死んだら冬寒いも何もないのかな。
サントリーホールの地下へ納骨みたいな事業をやってくんないかな。
池袋の芸術劇場の地下だとホールの位置が高すぎて音楽は聴こえなそうだ。
https://www.youtube.com/watch?time_continue=1294&v=qGkQmTAVK04
NACHTMUSIKと題されたマーラーの交響曲第7番の第2楽章は夜の音楽。
これと第4楽章は交響曲より前に完成していてここをコアに交響曲が企画されていったらしいんです。

冒頭ホルンの1番と3番による掛け合い。
エコーじゃないですね。
ここで叫ぶとどこか谷の向こう側で答えるみたいな・・
主と副じゃないですね。両方主。
リアルにここと遠くのどこかとかじゃなく、自分との対話のようにも聞こえるし・・心象風景的な・・
ここは舞台上のホルンに舞台裏のホルンが答える・・というイメージがあります。
実際聴いているとそう聞こえる録音がある。このショルティーのもそうですね。
でも昔行った実演では3番もふつうに舞台上にいて思い切りでかい音で答えていました・・
スコアを見ると1番に rufend(叫び?)、3番にantworten(応答?)みたいなのは書いてあります。
でも舞台裏という指定は見当たりません・・
どこかに書いてあるのかな?
書いてないのかもしれないけれど、舞台裏でやっているのを聴くとやたらに説得力がある。
マーラーならそうするだろうという思いがある。
同じ楽章で出てくるカウベルには舞台裏の指示があるので、なんとなくそこにいていいような・・
でも書いてないんだね事実は。
マーラー自身が指揮した際に舞台裏でやらせてた・・みたいな記録かなんかがあるのかな?
音楽的にはベルリーオーズの幻想交響曲の第3楽章「野の風景」でイングリッシュホルンと舞台裏のオーボエとが掛け合いをする場面が思い出されます・・
マーラーはこの曲が大好きで演奏会で特別多く取り上げたようです。

オーボエのところのderriere la sceneは舞台裏という意味だと思う。
ベルリオーズの野の風景は服毒自殺に失敗したおっさんの夢の中なわけですが、
マーラーのこれも単にどこかの純世界感みたいなものを想定しても仕方がない。
人のいる夜の街だったり誰もいないアルプスの牧草地の夜みたいなところだったり夢の中か・・
この楽章は交響曲全体の前に完成していてもう一つのナハトムジークと合わせて交響曲が企画されていったようです。
作者はこれは売れると思っていたようですけどね。100年かかりましたね人気が出るのに。
私は飲まないので夜の街みたいな写真はありません。
どこか出かけてうまいもの食おうと思ったらそういうとこなんでしょうね。

線路最北端。
再開発でこの景色今はもうなくなっちゃったんですよね。
そりゃどんどん変化していくよね最果ての駅だって。
いんだよそれで。
北海道なんかの旅行記を見ていると旅人宿というか昔のユースホステルみたいな宿で楽しく語り明かしたみたいな話が定番ですが
私はあれも苦手。どうしようもないねほんとに。
マーラーのこの楽章のホルンは私の感じるところでは孤独な心を表していると思う。
マーラー自身は別に孤独な人では全然なかったけれど、それは今関係ない。
中間部で鳴っているカウベルは牧草地の描写のようでもあるけど6番のどこだったかと同じ、遠くにみんなの姿が見える・・寂しさの表現・・かもしれないなと思ったりして。
私は何ができて何をしたくてどこへ行きたいのか。
何をすればいいのか。
なにをもやもやしてるのかもよくわからないんだけれど。
旅行もできないんだけれど、一日ぼーっと列車に乗ってどこかへいっちゃってみたいなぁ。
いまみんなロングシートになっちゃってあれだったりもするんだけどまぁそれは置いといて。
みたいなぁじゃなくて行っちまえばいいのか。
日帰りで誰にもバレないように帰ってこれてかつ旅情を感じる工程を組めばいんでしょ。
そんなことやって何になるのかって、何にもなるわけないよそりゃ。
実際に行けるかは問題じゃない。
そのくらい口に出して何か調べてみたりすればまた違うかなと思って。
Comment
たしかに、一緒にURLを貼っていただければ見れるんですね(笑)。
僕は、アルプスの避暑地のネガポジ反転的な、マゼール盤のジャケ写のイメージでしょうか…。
http://diskunion.net/classic/ct/detail/CL-120411020
hobohoboさん、こんばんは
ああそんな感じもしますね。
ホルンとカウベル。
実際作曲したのもあんな感じの湖の湖畔でしたっけ・・
行ってみたいですねあんなとこ。
ありがとうございました。