天国とjazz

20代の前半の頃、仕事で何度か飛行機に乗った。その時は飛行機が乱気流に巻き込まれても「わっおちてるー大丈夫?」くらいに思って平気でいられました。みんなそうなんでしょう。
ところがその10年後くらいに再び飛行機に乗ってみると怖い。。何が怖いかわからないけれどやたらに怖い・・・空港を前に減速するのを感じると・・止まっちゃったら落ちるだろ!みたいな意識が働いて血の気が引く・・
それでも、ちょっと乗りたい理由があったので何度か乗っているとひどい乱気流にも何度か遭遇した。
落ちるとしか思えない恐怖感、食ったものが口から出そうな苦痛・・
何を書いてもダメな人みたいだねぇ私は・・
緊急放送みたいなのが入ると同時にがたがたに揺さぶられ恐怖におびえているとき、隣の嫁さんは弁当のふたを開けようとしていた・・・
飛行機から窓の外を見ると幻想的な光景が広がっていることがありますね・・
こどものころ、雲の上にはどんな世界があるんだろうと思った・・・
天国はないのか・・
なくていいよ。無事地上におろしてください。
ベートーベンの最後のピアノソナタ 第32番ハ長調は
異例の二楽章構成です。
第1楽章はがっちりとした石作りの巨大な建築物というか、この世の苦悩というか・・何しろこの世の音楽なのです。
ですが続く第2楽章は地上で始まった音楽がだんだん高度を上げてゆき、最後は雲の上へ到達しています。
天国なんだと思うんですが、マーラーみたいに「死」は感じません。
死なないのに天国を見たような気がします。
平等院鳳凰堂か・・・
この曲を初めて聴いたのはバックハウスのピアノでした。
ベートーベン直系の弟子でバルトークとコンクールで争ったというピアニストの演奏がステレオで聴けるというのもすごいな。
なんとなくそんなイメージで聴いていた時、第3変奏で驚いた。

なんでベートーベンにジャズが出てくんの?
そう思った。
今でもちょっとそう思います。
その前の第2変奏もやけにノリがいい・・
この後音楽は空へ向かって上昇を始める。
トリルが出てくるともう雲の上でしょう・・
この世の楽しさも神の国の美しさもみんな同居してるんだなひとつの世界に。
Comment
こんにちは。
今日の〆の言葉、すごいですね。
意識を広げれば、見える世界。人の脳みそって本当まだまだ可能性が広がりますね〜でも早くしないと、爬虫類脳に殺られそうなので、急がないと!って思ったりしてます。
今、ダン・ブラウンの新作を読んでいるのですが、ヒトはどこから来たのか、どこへ行くのかを追求するラングドン教授の教え子で天才的テック・サヴィーのエドモンドの世界が展開されます。それもバルセロナのガウディの建物を舞台にして。
美術品の描写も面白いですが、エドモンドと彼の作り出したAiのウィンストンの進歩も驚異的で、その上、イーロン・マスクのテスラも登場。見せ場多しで、多分これも映画化されるでしょうね!
yokoblueplaneさん、こんばんは
>意識を広げれば、見える世界。人の脳みそって本当まだまだ可能性が広がりますね〜
あーそうですね・・
私は何年も前から意識が狭い範囲に凝り固まってしまい、世界のうちのほんの一部しか知らないままです・・
自分なりにでいいから広げたいです。
本、おもしろそうですね!
私も本読もうかなぁ・・
ありがとうございました。