マーラー交響曲第4番の出だし
ある方から音でも確認できると良いよ。といっていただいたのでやって見る第1弾。
クリスマス音楽なんて鈴鳴らしときゃいんだろみたいなネタを書こうかと思っていたのですが
クリスマス終わっちゃいましたので、全然関係ないけど鈴で始まるマーラーの交響曲第4番。

鈴が印象的な序奏の後、ヴァイオリンが歌いだし4小節目からが本編。
昔から音楽的に自然な流れで3小節目で思い切りテンポを落とし、ゆっくりヴァイオリンが歌い始める・・
的な演奏がされてきました。でも実は楽譜上のどこにもそんなテンポ指定はない。よくみるとクラリネットにだけpoco ritの指示。ほかのパートには何もない。
普通の作曲家の作品なら、書いてなくても全体のテンポを落として・・ってな演奏でよいはず。
でもマーラーだから、そんな単純な話じゃないんじゃない?
クラだけ落ち着いてあとはテンポ変えないえないんじゃない?
というのが最近はやりの解釈。数が決まっている鈴とフルートは先に終わっちゃう。
2重テンポが同時進行とかいかにも面白いけど、完璧主義者のマーラーがこれを効果として狙うんならほかのパートにnicht ritくらい書いたと思う。ただritじゃなくpoco ritなのもポイントだと思います。
派手にやったら間違いでしょう。
でとりあえず4つくらい音源を用意しましたので聞いてください。
前半の二人は昔の全部ritする派、後半の二人は最近派。
どっちもいいですよね。
ブーレーズのこんなとこいちいち歌わないよ的にさっさと行っちゃう感が笑えますね。
でもね、一番楽譜の景色が音になってるのはブーレーズだと思うんですよね。
好きかどうかは別として、あっそうか!って教えてくれることが多いですよこの人のマーラー。
何だこれと思って楽譜見るとあーっ!書いてあるー!みたいな・・・
ワルターなんてマーラー本人とこの曲について何度も語ったことがあるんじゃないかと思う。
といって、ワルターが正解というわけでもないだろう。彼らは不慣れな聴衆やオケにマーラーを紹介するため、その前衛性をあえて隠した演奏をしていた可能性があると思う。
もし、マーラー自身の演奏が録音で残っていたとしてもそれが正解かわからないと思う。
「何が正しいかって?そんなことを決めるのは馬鹿げてる。生きた音楽はその時々に生まれるなのものだ」
とか言いそうじゃないあの人?
細かいところ、毎回変えたと思う。
非常に理知的な反面、とても感覚的な人だったんじゃないか?
こういうの、どれが好きか?はいいですが、どれが正しいかなんて誰にも決められないですよね。
色々楽しめばいいんだし。
あー楽し。
クリスマス音楽なんて鈴鳴らしときゃいんだろみたいなネタを書こうかと思っていたのですが
クリスマス終わっちゃいましたので、全然関係ないけど鈴で始まるマーラーの交響曲第4番。

鈴が印象的な序奏の後、ヴァイオリンが歌いだし4小節目からが本編。
昔から音楽的に自然な流れで3小節目で思い切りテンポを落とし、ゆっくりヴァイオリンが歌い始める・・
的な演奏がされてきました。でも実は楽譜上のどこにもそんなテンポ指定はない。よくみるとクラリネットにだけpoco ritの指示。ほかのパートには何もない。
普通の作曲家の作品なら、書いてなくても全体のテンポを落として・・ってな演奏でよいはず。
でもマーラーだから、そんな単純な話じゃないんじゃない?
クラだけ落ち着いてあとはテンポ変えないえないんじゃない?
というのが最近はやりの解釈。数が決まっている鈴とフルートは先に終わっちゃう。
2重テンポが同時進行とかいかにも面白いけど、完璧主義者のマーラーがこれを効果として狙うんならほかのパートにnicht ritくらい書いたと思う。ただritじゃなくpoco ritなのもポイントだと思います。
派手にやったら間違いでしょう。
でとりあえず4つくらい音源を用意しましたので聞いてください。
前半の二人は昔の全部ritする派、後半の二人は最近派。
どっちもいいですよね。
ブーレーズのこんなとこいちいち歌わないよ的にさっさと行っちゃう感が笑えますね。
でもね、一番楽譜の景色が音になってるのはブーレーズだと思うんですよね。
好きかどうかは別として、あっそうか!って教えてくれることが多いですよこの人のマーラー。
何だこれと思って楽譜見るとあーっ!書いてあるー!みたいな・・・
ワルターなんてマーラー本人とこの曲について何度も語ったことがあるんじゃないかと思う。
といって、ワルターが正解というわけでもないだろう。彼らは不慣れな聴衆やオケにマーラーを紹介するため、その前衛性をあえて隠した演奏をしていた可能性があると思う。
もし、マーラー自身の演奏が録音で残っていたとしてもそれが正解かわからないと思う。
「何が正しいかって?そんなことを決めるのは馬鹿げてる。生きた音楽はその時々に生まれるなのものだ」
とか言いそうじゃないあの人?
細かいところ、毎回変えたと思う。
非常に理知的な反面、とても感覚的な人だったんじゃないか?
こういうの、どれが好きか?はいいですが、どれが正しいかなんて誰にも決められないですよね。
色々楽しめばいいんだし。
あー楽し。

ぼーと眺めてたらこんなスコアを発見しました。
フルートのところ、というか楽譜の一番上にも poco ritの表記。
これなんでしょうか?
ドイツ語が翻訳してあったりして・・・?
楽譜って面白いね。
それだけ見てると正しそうだけど、
全部が作曲者の意思によるものかかわからないってことでしょ?
Comment
ご体調いかがですか、“スケルツォ倶楽部”発起人です。どうぞ ご無理をされず、大事なお身体をご自愛ください。
さて、実は「それでいいの」過去記事を読んでいたら、興味深い、見落としていた記事をひとつみつけましたよ。
すでに unagiさんがとっくのとうに話題にされていたのに 全然気づかず、後れをとること 4年以上も経ってから、私 発起人 拙スケルツォ倶楽部の中で 厚顔にも同じ話題を(しかも引用・・・)書いていました。
しかもunagiさんは これを しっかりとご自分の言葉で書かれていたのでした。脱帽です。