不安定

日本の山ってあれですよね杉やヒノキをたくさん植林したので、意外と紅葉しないですよね・・
とはいえある所にはあって家から30分くらいの山の上には赤や黄色の美しい一帯があった。

3513.png
別荘が建ってたりしてるんだけど、窓からあんな景色を眺めてお茶飲んでボーっと出来たらいいかなぁ・・いい時はいいけど、暗い気分の時はまずいことになりそうだな。
打ち捨てられて朽ちゃってる別荘もたくさん見かける。
失われた20年で失われちゃった人のものかな?

この後、この数年心のよりどころとなっているある場所へいった。
別に変な宗教や、いかがわしいところではありませんよ。

いま支配的なこの気分はいくつかの要素が重なった結果です。
でも変に目立つというか気にしたい一つに引っ張られて偏向してもいます。
きちっと関係する要素を一つ一つはがして、並べて、何がどうなっているのかを眺めることができれば、全く違う考えに至るはず。
受け入れて進むにしろ、なかったことにして逃げるにしろ、それをやらないといずれまた苦しい思いをしなければならなくなると思う。

マーラーの交響曲第5番は
ベートーベンの交響曲第5番やブラームスの交響曲第1番と同じ世界・・と見せかけて実はその露骨なパロディなんだと思っています。
そういう音楽を演ずるという設定の裏でいろいろ高度な技術を披露するという音楽。
この苦悩にうちかち勝利へみたいな流れを真に受けて聴くのはちょっとちがうと思う。
ちがうか人それぞれか・・
どっちでもいいかそんなことは
第2楽章の展開部でこんな楽譜の風景があります。

3512.png
闘うんだと強い意志で猛烈に突進してゆく・・その動きが一瞬で心の子守歌みたいなものにすり替わる・・
音楽自体は連続して流れているんだけど、この2重線のところでぱっと世界が切り替わる。
全然真逆な世界がつながってるという・・
多面的な感情が混乱して瞬時に入れ替わっちゃうみたいな・・
ちょっといかれてる感じがいいでしょう・・
これは音楽的に面白いというだけじゃなくて、
指揮者もオケもこんな急激な変化もうまいことやってみせちゃうよ!っていうのを見せる見せ場なんですよね・・
それを感じさせてくれる演奏に出会えるといいけどなぁ・・


昔から大人気らしいこの曲を好きになったのはマーラーの10曲の中で7番目くらいだったか・・遅かった。

30年くらい前は評論なんかで「マーラーの音楽の分裂症的な・・」みたいな表現をよく見かけた。
今はそんなことを書くと問題になるんだろうな・・
マーラー音楽の受け取られ方も変化してきているのかも。
自分も正反対の要素が同時進行したりするのを病的だなんて思わない。
むしろ自然で面白い。

ブログはありがたいです。
いろんな人が辛くなって思わずこぼしている・・・あれはどこかで誰かを助けてると思うよ。
自分もなんかごちゃごちゃ書いたのを誰かに読んでいただけてると思うだけで何か救われる気がします。
皆さんありがとうございます。

Tag:マーラー交響曲第5番  Trackback:0 comment:6 

Comment

タンタン URL|素人の馬鹿な質問ですみません
#fVFqmxnU Edit  2017.11.05 Sun20:05
マーラーは暗くないですか?
少しだけマーラーを聴いた時にひどく落ち込んでしまったので、
恐ろしくてほとんど聴いていません。
ブラームスの音楽には神の存在を感じますが、
マーラーに神の存在は無く、
ただただ絶望を感じました。
美しい音楽だとは思うので、
落ち込まないように聴く方法はあるのでしょうか?
ショスタコーヴィチは聴いていると、
心がトゲトゲしてくるので、やはり聴きません。
unagi URL|Re: 素人の馬鹿な質問ですみません
#- 2017.11.05 Sun20:55
タンタンさん、こんばんは
私感激なのは苦手とおっしゃいながらタンタンさんがマーラーの音楽をしっかり感じて受け止めていらっしゃるところですね。
マーラーは暗いですよ。これ以上ないというところまで落ちたさらにその先に絶望を見せたりもします。
でも同時に天国も世俗も美しさも楽しさもあほらしさもみんな持っていて同時進行しています。
それがマーラーの音楽なんですが、タンタンさんには絶望の部分だけが強く見えてしまっているんでしょうね・・
神もいますよ彼の音楽には。ただキリスト教的な神とは少し違うかもしれません。
私はマーラとどうも相性がいいみたいで大好きでどうしようもないですが、他に好きになるのに30年かかった曲や、いまだにどうやったら好きになれるのかわからない作曲家がいます・・
私も教えてほしいです好きになり方・・
ショスタコの交響曲でも有名な8番なんかはどうにも好きになれません・・
私の場合はいろんな演奏家でとにかくいやでも聴きま来るという事でしょうか・・

しいて言えば交響曲第4番は暗くはないと思います・・2楽章で悪魔が出てきますけどね。。
天国をテーマとする明るい曲ですがこれも死ほのめかされてます。
そこを感じて嫌になっちゃうようでしたらきっと相当マーラーを感じる力が強いという事ですね。

ありがとうございました。
“スケルツォ倶楽部”発起人 URL|Re: 素人の馬鹿な質問ですみません
#- 2017.11.06 Mon00:52
こんばんは。タンタンさんとunagiさんの会話の横から割り込んできて、すみません “スケルツォ倶楽部”発起人です。
こちらへのコメントこそご無沙汰ですが、「それでいいの 」は 毎回必ず読ませて頂いてますよ。
実はマーラーの音楽の本質に触れていたタンタンさんと、そこをしっかりと見抜いているunagiさんによる カウンセリングのような優しい共感の言葉に、思わず拍手を贈りたくなってしまいました。
タンタンさんの「少しだけマーラーを聴いた」という、その楽曲は何だったんでしょうね、とても興味深いです。かつて小6だった私が初めて聴いたマーラーも「さすらう若人~ 」と「亡き子をしのぶ歌 」でしたから、その暗さには最初猛烈な拒絶反応を起こしたものです。そこで落ち込むのって正常な心だと思いますよ。「恐ろしくて」「ただただ絶望を感じ」たのって、実は正しい反応なのですよ。タンタンさんが「少しだけ聴いた」だけでマーラーの本質をしっかりと掬い取っておられるのは、どうしてどうして 大した感受性だと思います。マーラーの理解者となる素質を絶対にお持ちですよ、どうか怖がらず、もうそれこそ浴びるように聴いてごらんなさい、その先の世界がきっと広がります、それは まさしく人生そのものです。
オススメ作品なら、unagiさんもご推薦の「4番 」も素晴らしいですし、私なら歌曲集「子どもの角笛」からお聴きになることを勝手に提案しますね。 ・・・おじゃましました、ゴメンナサイ。
unagi URL|Re: Re: 素人の馬鹿な質問ですみません
#- 2017.11.06 Mon20:26
発起人さん、こんばんは
お久しぶりです。いつも見てくださってありがとうございます。
マーラー音楽への愛情と情熱に突き動かされたようなコメントにまた感激です。
マーラーの音楽は多層的多角的人によって全然違うとらえ方をしていたりもするんかなとも思いますが、
受信するカギを持った人間にはどこまでも答えてくれますよね。
発起人さんのような一言言わずにいられないファンがいる限りマーラの音楽は不滅だと思います。

ありがとうございました。
タンタン URL|お返事ありがとうございました
#fVFqmxnU Edit  2017.11.06 Mon21:18
unajiさん、 “スケルツォ倶楽部”発起人さん、
マーラーが本当にお好きなんですね。
あの・・・分かって頂けてるとは思いますが、
マーラーを貶したわけではないのです。
素晴らしい曲だからこそ絶望を感じたのです。
私が聴いたのは・・・随分昔のことで確かではないですが、
多分「大地の歌」と「なき子をしのぶ歌」だったと思います。
私も大変素晴らしい曲だと思いました。
が、ひどく落ち込んで心が不安定になり、
快復するのに随分大変だった記憶があります。
昔々の事で、それから何度か出口のないトンネルを経験し、
今は当時よりも心が逞しくなっているか?
それが問題ですね。
お二人が勧めて下さる「4番」と「子どもの角笛」を、
心の状態が良い時にトライしてみようと思います。
まずはCDを手に入れますね。

unagi URL|Re: お返事ありがとうございました
#- 2017.11.06 Mon23:51
タンタンさん、こんばんは
ご丁寧にありがとうございます。
マーラーファンとして嬉しいですし、
ほかならぬマーラーがどこかで喜んでいると思います。
でも、無理に聴こうとしないで気が向いたときになんとなく聞いてみるとかでいいと思うんですよ。

ありがとうございました。
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クラシック音楽が好きです。

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