先祖
ここへ来たのは20年ぶりくらい。
小さな子供が遊びまわっているような公園。

謎の穴がたくさん開いているわけですが、
6世紀終わりから8世紀末頃にかけて作られたとみられるお墓だそうです。
すごく貴重な遺跡なんじゃないかと思うんだけど結構自由に出入りできるんですよね。

ここはモルタル吹付で保護されていますがすぐそばへ行って中をのぞくこともできます。
走り回る小さな子たち、お姉さんみたいな子が「あなにはいっちゃだめだよ!」と叫ぶともっとちっちゃい子が「アナ雪は?」と答えてた。
途中から火葬して骨だけ入れるようになっていったようです。
歴代のいろんな人がここにいるんでしょう。
マンションみたいですよね。
死んだ人の魂はどこ行っちゃったのかな。
千年以上もたっているから掘って中身出しちゃってももう怒られないのかな。
ここ、夜にきたらどうなんでしょうね。
歴代の死者がいっぱい出てきて宴会になってたりして。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」、第1部は春の光を感じる昼間でしたが、第2部は夜の情景で始まります。
夜の情景といえば静けさというイメージですがこれは何だか異様に騒がしい。
虫が鳴いてるとかカエルが鳴いているとかそういうことじゃなくて、何か異様な存在感を感じる。
目には見えない精霊たちが騒めいているようにも聴こえる。

2本のトランぺットの怪しい掛け合い・・
人魂みたいなのが対話してるみたいですよね。
最初の音が同じだから一つのものが分離してくようなイメージも・・

すると背後は怪しく光っちゃってざわざわ騒ぎ出す。
なんかいっぱいいいる。
昔、初めてこのページを見た時にはフルートにフラジオレットの指定があるのにときめいたもんですが、
ここを聴くならコントラバスがやってるフラジオを聴き取りたい。
なんか昔の冷凍機のコンプレッサーの唸りみたいな変な音がかすかに聴こえるんですね。
このフルートとコントラバスそれぞれは単純な協和音なんだけど重ねるととんでもない精霊の騒ぎ的不協和音になるという・・
こういうの二番手以降の人は知識でいくらでもかけるんだろうけど、最初にやった人はやっぱり天才ですよね。
場所的に私の祖先はこのお墓の中にはいない気もするけれど、私が今ここに生きているという事は1500年前にも私につながるだれかがどこかで生きていたわけだ。
先祖というと誰か特定の人物を連想しがちだけど、親が2人、祖父母は4人、そう祖父母は8人・・と遡っていくと1500年前にはとんでもない数の人が自分へのルーツとして存在したことになる。
そう考えるとその辺の全然関係ないような人とも祖先を共有している可能性は意外に高くなってくる。よく聞く血筋って意味あるんだろうか?
自分のルーツを考えるとき特定の個人みたいなものを連想するのも間違いなのかもしれない。
とはいえ、このお墓の中にいる人は特定の個人なのも間違いない・・
その中に、わたしにそっくりなだれかもいたりしただろうか?
昔だったら生き延びられないかもな。
確率計算みたいに多彩な組み合わせを重ねて奇跡の優れた結果を待とうというこの仕組みはよくできていると思う。
進化論的にはまずいものは淘汰されて洗練されていくんでしょう。
当たりもあれば外れもある。
私は幼い頃から自分がはずれな自覚があったけれど大きなお世話だ。
私は私。大事なのはそこだけそれだけ。
うちの傍の山の上にはお墓があるんです。
夏になるとよせばいいのにプラプラ登っていく人間がいるんですよね。
しばらくすると悲鳴とともに走ってるのが聞こえる。
一度じゃない。
小さな子供が遊びまわっているような公園。

謎の穴がたくさん開いているわけですが、
6世紀終わりから8世紀末頃にかけて作られたとみられるお墓だそうです。
すごく貴重な遺跡なんじゃないかと思うんだけど結構自由に出入りできるんですよね。

ここはモルタル吹付で保護されていますがすぐそばへ行って中をのぞくこともできます。
走り回る小さな子たち、お姉さんみたいな子が「あなにはいっちゃだめだよ!」と叫ぶともっとちっちゃい子が「アナ雪は?」と答えてた。
途中から火葬して骨だけ入れるようになっていったようです。
歴代のいろんな人がここにいるんでしょう。
マンションみたいですよね。
死んだ人の魂はどこ行っちゃったのかな。
千年以上もたっているから掘って中身出しちゃってももう怒られないのかな。
ここ、夜にきたらどうなんでしょうね。
歴代の死者がいっぱい出てきて宴会になってたりして。
ストラヴィンスキーの「春の祭典」、第1部は春の光を感じる昼間でしたが、第2部は夜の情景で始まります。
夜の情景といえば静けさというイメージですがこれは何だか異様に騒がしい。
虫が鳴いてるとかカエルが鳴いているとかそういうことじゃなくて、何か異様な存在感を感じる。
目には見えない精霊たちが騒めいているようにも聴こえる。

2本のトランぺットの怪しい掛け合い・・
人魂みたいなのが対話してるみたいですよね。
最初の音が同じだから一つのものが分離してくようなイメージも・・

すると背後は怪しく光っちゃってざわざわ騒ぎ出す。
なんかいっぱいいいる。
昔、初めてこのページを見た時にはフルートにフラジオレットの指定があるのにときめいたもんですが、
ここを聴くならコントラバスがやってるフラジオを聴き取りたい。
なんか昔の冷凍機のコンプレッサーの唸りみたいな変な音がかすかに聴こえるんですね。
このフルートとコントラバスそれぞれは単純な協和音なんだけど重ねるととんでもない精霊の騒ぎ的不協和音になるという・・
こういうの二番手以降の人は知識でいくらでもかけるんだろうけど、最初にやった人はやっぱり天才ですよね。
場所的に私の祖先はこのお墓の中にはいない気もするけれど、私が今ここに生きているという事は1500年前にも私につながるだれかがどこかで生きていたわけだ。
先祖というと誰か特定の人物を連想しがちだけど、親が2人、祖父母は4人、そう祖父母は8人・・と遡っていくと1500年前にはとんでもない数の人が自分へのルーツとして存在したことになる。
そう考えるとその辺の全然関係ないような人とも祖先を共有している可能性は意外に高くなってくる。よく聞く血筋って意味あるんだろうか?
自分のルーツを考えるとき特定の個人みたいなものを連想するのも間違いなのかもしれない。
とはいえ、このお墓の中にいる人は特定の個人なのも間違いない・・
その中に、わたしにそっくりなだれかもいたりしただろうか?
昔だったら生き延びられないかもな。
確率計算みたいに多彩な組み合わせを重ねて奇跡の優れた結果を待とうというこの仕組みはよくできていると思う。
進化論的にはまずいものは淘汰されて洗練されていくんでしょう。
当たりもあれば外れもある。
私は幼い頃から自分がはずれな自覚があったけれど大きなお世話だ。
私は私。大事なのはそこだけそれだけ。
うちの傍の山の上にはお墓があるんです。
夏になるとよせばいいのにプラプラ登っていく人間がいるんですよね。
しばらくすると悲鳴とともに走ってるのが聞こえる。
一度じゃない。
Comment
こんにちは
誰にでも、10代前のご先祖さまは2の10乗で1024人いるわけですね。
20代前は2の20乗、30代前には2の30乗のご先祖様がいることになります。
2の30乗は約10億になり、当時(30代前なら1000年位前?)の日本の人口を軽く超えてしまいます。
このパラドックスをうまく説明しようと思っても、
頭が悪いのかどうしてもうまくいきません。。。
木曽のあばら屋さん、こんばんは
そうですね人口以上になっちゃって面白いですよね。
という事は重複がかなりあるという事で
血を分けた兄弟の末裔同士が再び出会って子を作っているという事でしょうか・・
すごく大きな視点で見ると、人間は小さな枠の中で行ったり来たりというか
混ざり合ってるだけなのかもしれません。
人類みな兄弟という言葉がありましたけど、
論理的にもそれは間違いじゃないという事でしょうか・・
面白いですね。
ありがとうございました。
こんにちは
こういう遺跡が日本にあるのは初めてみました、どこか外国の遺跡のようにも見えます。
明治になって戸籍制度ができ保存されているので、江戸時代後期からの先祖は調べられますが、そこまででも自分に関わる人は大変な人数になりそうですね;
michaelさん、こんばんは
ほんとですね。どこか外国の遺跡みたいにも見えます。
よく家系図をずっとさかのぼれる人の話が出てきますが、
家じゃなくて生物学的につながる横方向まで全部押さえたら
面白いというかすごいですよね。
ちょっと見てみたいです。
あろがとうございました。
おはようございます!
「何処の馬の骨だ!」って時々騒ぐ人がいますが、それって自分の血筋に対して怒鳴ってるみたいですよね。戦争も然り。知らないで「身内」を攻撃していたり?!などと考えると、世の中、別の見方ができそうなんですが。。。
今こちらのTVで商品化して大いに宣伝しているのがこの血筋ーDNA検査です。1万円前後で、あなたの血筋はアイルランド系⭕️%、アメリカ先住民系⭕️%、日系⭕️%とかって数値化して結果を出してくれるようです。先日、アイルランド系が多いと話題になってました。
イタリア系だと思っていたのに、実はスコットランド系だったとか色々あるようです。
世界平和に貢献できるかと少しは期待しているのですが、どうでしょう?!
yokoblueplanetさん、こんばんは
ああいいですね、仲間と言うか身内以外を敵と捕らえ攻撃しようとするところが
人にはありますよね。
それぞれ絡み合ってみな兄弟みたいなものだと知ればむなしいことだと考えられるようになるでしょうか・・
昔ワーグナーという作曲家はユダヤ人を徹底的に罵るような論文を発表したり公演をしたりとやったらしいですが、自分の祖父がユダヤ人の血をひく可能性に気付いていたみたいな話を読みました。
他人をさげすむことは自分を貶めることですよね。
みんな気づけばいいのにね。
ありがとうございました。