顔

右手の建物は写真館です。
二回の壁一面が窓になっているところはスタジオなんでしょうか・・
何だかいいですよね。
正面の丸窓もいいなぁ・・
こういう、日本的な三角屋根の建物に正面だけ四角いビル的なものが付いた建物、子供の頃はよく見た気がするんですがだいぶなくなりましたよね。
バッハの前奏曲とフーガハ長調BWV545という曲があって好きなんですが、その初稿と思われるBWV545aという楽譜も見ることができます。
それを見ると前奏曲はもともと

ここから始まることになっていたんですね。へー
今というか決定稿はその前に3小節の顔が付け足されています。

これは決定稿。
わずか3小節ですがこの顔はかなりインパクトがあってこの曲の顔になってますね。
写真館の正面ファザードみたい。
その後歌いだす音楽はもともとあったものとほぼ同じでしょうか。
でもこれにとって同じ音楽でも印象と意味が大きく変わります。
元々顔だったものが今度は、実働的な手足のような印象になっている。
前奏曲の終結部もこれに対応して

ここで終わっていたのが
3小節の終結部を追加され、

こうなった。
計6小節追加されただけですが、元のものに比べずいぶん立派でしっかしとした建物みたいな印象になっていますよね。
続くフーガも明るくわかりやすく、なんだかいい曲ですね。
楽器ちゃんと弾けない私が言うのはおかしいですが、
ハ長調って一番弾きにくいですよね?
黒鍵がある程度あったほうが弾きやすい・・
変ニ長調が一番手の形にあってる気がする・・
お前が言うなって怒られちゃいますよね・・
Comment
こんにちは
バッハは編曲、書き換えを随分やっていますね、無伴奏vnの曲や協奏曲をカンタータのシンフォニアに転用して、trpやtimpの入る編成にしたり、力感の入り所など原曲に対するバッハのイメージがわかるようで面白いです。
リュートはその調弦法から調の得意、苦手が分かれますが、鍵盤は白鍵と黒鍵の配分なんですね。
michaelさん、こんばんは
>力感の入り所など原曲に対するバッハのイメージがわかるようで面白いです。
それ興味深いですよね。
> リュートはその調弦法から調の得意、苦手が分かれますが、
なるほど。
バイオリン協奏曲にニ長調が多い気がするのもそういう関係でしょうか。
>鍵盤は白鍵と黒鍵の配分なんですね。
何度か人に話しましたが?な顔をされましたので
ちゃんと弾ける人はそんなことおもわないのかもしれません。
ありがとうございました。