2018/01/18

ある猫の思い出

祖母の家はそう簡単にいくことのできない様な遠隔地にありました。
祖母が亡くなってだいぶたつ。
最後に行ったのはいつだったか・・だいぶ前だし、もう行くこともないだでしょう。
そんな物理的にも心理的にも超絶遠くな場所なのにストリートビューで普通に見えてしまうという・・
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もう本当にかなり前のこと、この家に寝泊まりしたことがありました。
2か月くらい。
このうちにはお婆さん猫が住んでいた・・でも今日はその猫じゃなくて、
飼い猫ではないけれど小さな猫が2匹、餌をもらえるからかこの家にまとわりついていました。
白いちっちゃいのともう少し大きいシャムネコ。名前もなかった。
人になれていなくて誰にもなついていなかった。
それでも毎日顔を合わせているうちにシャムネコの方から心を開いてくれた。
誰かに甘えてみたかったんだろう、堰を切ったように甘えてくれて・・嬉しかった。
毎日ニャーニャー言いながらやってきてしばらく遊んでまたどこかへ行く・・・

ある日いつものように遊んでいるとハエが私にたかってきた。
田舎で近くに牛舎があるためハエだらけだった。
うわっという嫌な気持ちでハエをよけた瞬間、べったりくっついていたシャムネコがすっと私から離れた。
え?お前じゃないよ。おいで・・
来ない。
どうしたの?と頭をなでようとするとスッとよけて目をそらす・・
あっ・・違うよ誤解だよ。
嫌だったのはハエだってば・・
あれっ・・なんで逃げるの・・
その日、その猫は私に心を許さなかった。
次の日、猫は姿を現さなかった。毎日来ていたのに。
次の日も・・・
それっきり、あのシャムネコには会えなかった。
あの後どうしたんだろう?
俺のことなんかわすれちゃったかなぁ?
いまはもう星になっているんだろう。
急にそのことを思い出したのは何か教えてくれようとしたんじゃないかと考えてみたりして・・


ショパンの子犬のワルツというのが有名ですが、

猫のワルツと呼ばれている曲もあります。
なんか元気いいでしょう。
後半、急ブレーキをかけてるようなところがあって面白い。
私にとっての猫のイメージはこれじゃないけどね。

コメント

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こんばんは

妹が猫好きで、常時3匹くらいをずっと飼っていますが、時々抱っこしているうちに私も猫好きになってしまいました。妹が旅行中に餌番として私が泊まっていた時ですが、3匹とも隣の照明を消した部屋の壁を凝視していた時がありましたね。唸ってたりしなかったから邪気を感じた訳ではないと思いますが、丁度父の命日でした。不思議だな、猫…目耳鼻口全て人間と同じ数揃っているのに人間じゃない。同じ星の生き物どうし友好的でありたいものです。

猫で思い出す楽器は、プロコフィエフの《ピーターと狼》で出るクラリネットの主題ですかね。どこからかモソモソと出て来て「やぁ、来たよ。でも私には構わないでね」という感じの気まぐれだけど誇り高い気質があの主題に込められている気がするのです。

Re: こんばんは

quietplaceさん、こんばんは
猫お好きなんですね。
彼らには私たちに見えないものが見え、わからないものを感じている気がします。
気難しいのに、ここぞというときにこれ以上ないやさしさを見せてくれたり・・
魅力に取りつかれるともうだめですね・・

さすがquietplaceさん、プロコフィエフファンですもんね。
あの人、(私には)とっつきにくい曲もありますが、聴かせて引き付ける力をすごく持っている人だと思います。

ありがとうございました。

猫のフーガ

こんばんは

ショパンに「猫のワルツ」もあるとは知りませんでした。

D.スカルラッティに「猫のフーガ」というのもありますね、彼が飼っていた猫がよく鍵盤の上を歩き、その一つをテーマにしたとか・・事の真偽はわかりませんが^^;

過去に、人になついている子猫を拾いました、まとわりつくし、膝にのってくるし、飼うしかなかったです^^

Re: 猫のフーガ

michaelさん、おはようございます。
子犬のワルツの世界制覇的な知名度に比べると猫のワルツはあんまり名が売れていませんよね。
分析すると多くの人が音楽をどうとらえているのかが見えたりして。
スカルラッティの猫のフーガというのは初めて聴きました。
名前からして魅力的ですね。
聴いてみたいです。

猫も意外と音楽と絡んでいるんですね。

ありがとうございました。

大島弓子さんという猫好きな漫画家さんが、外猫との交流を描いている漫画がありました。
住んでいたマンションの窓から外猫が入ってきて、ごはんを貰ったり甘えたりしていたそうです。
でもある日「そろそろ帰る」という風に鳴いて、外に出してくれるように要望を。
その時、大島さんは「あ、もう来ないかも」と、感じたそうです。
そして本当にそれっきりその子はぱたりと来なくなったそうです。
私にも似たような経験があります。
離れの小さな平屋で賃貸をしていた時に、庭から猫がひらりと家の中に入りました。
猫だ猫だと喜んで膝に乗せしばらく寛いでもらった後、どこかへ帰って行ったのですが、それきり来ることはありませんでした。

きっとそのシャムネコさんも、そんな感じの ― うまく言えないのですが、猫の不思議な行動のひとつだったようにも思います。
そんな子たちのこと、時々思い出しちゃいますよね。私も時々出会った子たちのこと思い出します。
何か伝えたいのか・・・解けていないのですが(^^;)

猫とピアノの組み合わせは、意外にあるようです。
以前、猫ブログの方より教えてもらった動画に、ピアノの音にうっとりとあうる猫たちの姿がありました。

https://www.youtube.com/watch?v=TOUb2i_RIuE


https://www.youtube.com/watch?v=gfl6zcvxq3A

Re: タイトルなし

ゆめたさん、こんばんは
動画、お兄さんが幸せなのがいいですね。
昔、猫のいる家で電子ピアノを弾いていたことがあるんですが、
見ていて真似をしたくなったのか猫が駆け寄ってきて
鍵盤の上を行ったり来たりしていました。

愚痴を言ったら大丈夫っと泣いてくれた猫もいました。
みんな普段はよくわからないふりをしていますが
人の言葉も考えもみんな解ってるんじゃないかと思います。
愛おしいですね。

ありがとうございました。