桃の花

桃の花を見に行きました。
桜とはちがう濃いアピール感。
でも南国の花みたいにでっかいのがどん!というのとも全然違います。
色も濃いけど何ですかねこの密度感は。
花のつき方が桜とは違うんですね。
幹、枝本体からいっぱい花が出てるような感じ。
これは多分実をとることをしない見る専用の桃じゃないかなぁ。
ラフマニノフの交響曲第2番のAdagio
これ、聴けば誰でも何かしら映像が浮かぶんじゃないでしょうか・・
聴いてる間だけは映画の主人公になったような気でいられるでしょう?
そういえばこのおじさんの指揮でこの曲の実演を聴きました。
コンサート行き始めでコンサートに来ている自分に興奮してしまい、ちゃんと音楽聴けてたかなぁ・・
いくつかのシーンは今も目に焼き付いています。
フィナーレはこのCDよりずっと深く切り込んでノリノリだったのを覚えてる。
ちっちゃくてかわいいおじさんで終演後つかれてヘロヘロになりながらサインくれた。
今思えばこんな世界的大スターなのに田舎のホールで営業してくれたんですね。

これ冒頭ですけど、なんでしょうかねの音楽。
こんなの書いちゃって・・
チャイコフスキーの音楽を聴いていると生クリームの上からはちみつをかけているように聴こえることがありますがこれはそこへさらに粉砂糖とバニラアイスみたいですね・・
この日この後そういうの食べたんだけど。
でただ濃いんじゃなくて切なさみたいなものをほのめかそうっていうんでしょう。
昔のハリウッド映画の音楽でこれのパクリみたいなのがたくさんあるような・・でもパクリじゃなくて同じような作風の人が大量にあそこへ流れて仕事したというような話を読んだ気が・・どうでもいいか。
この日この時私は嫁と柔らかな日差しと青空の下、妻ときれいな花を見て幸せでした。
桃の花だけでなく、自分の気持ちも併せてこの音楽。
歌いだしの<f>がいいですよね。山のところでうっ!って押してほしい。
この曲初めて聴いたというかCDを買った時、ブラック企業に勤めていた。
冬だった。
CDを買いに行く余裕もなかったはずだけどでも聴いた覚えがあるからなぁ・・
買ったけどゆっくり聴けなかったはず、Adagioの最初の2分くらいをポータブルプレーヤーでちょっと聞いて頭の中でずっと鳴らしていたと思う。
あの時見ていた光景と・・・殴るけるは当たり前だったよなぁ・・
それも笑って振り返ることができるほど月日がたった。
いまはいい思い出が乗っけられて幸せですよ。

これは実をとる桃でしょう・・
綺麗ですよね。
枝が水平に這うよう強制してるんですよねこれ?

桃の畑がいっぱい。
派手なのに優しいよねえ。
農家の人が花粉をつけて回ってた。

これは実をとるんじゃなくて見せる用の畑だと思う。
ほっとくとやっぱり枝は上へ上へ伸びていくんですよね?
あの赤いのなんだろう?

菜の花はすごい香り・・
実は先月花の時期を間違えてここに来ちゃったんだけど、

また間違えた。
本当は1週間前に来れば向こうに見下ろす谷底が桃色で埋め尽くされて
桃の谷みたいなものすごい景色が見れたんじゃないかと思うんです。
急な予定が入ったり天気悪かったりで忘れちゃってた。
でもいいやここでこんな花が見れたし、いい空気と光だった。
Comment
unagiさん、こんばんは。
ラフマニノフの交響曲第2番、大好きなんです。交響曲として深みみたいなものは足りないかもしれませんが、時々、すごく聴きたくなる曲です。
ラフマニノフって大ピアニストで有名作曲家ですが、きっとすごく人間臭い人だったんじゃないかなあって思います。それともそんな風に思わせることに長けていた人なのかなあ?
ばけぺんさん、こんばんは
この曲いい曲ですよね。私も大好きです。
フィナーレの明るさが私にはいつも少し意外な気がしています。
底抜けに明るい気分も持っていたんですね。
>きっとすごく人間臭い人だったんじゃないか
ああそそうかぁ・・
ばけぺんさんにブログでプレヴィンたちが一生懸命演奏を繰り返して
彼の音楽をこの世に定着させたんだというお話を読んだときは
何だか感動しました。
ありがとうございました。