富士山とうどんと
日曜日。
湿った気分で気が付けばもう午前中が終わりそう・・
急に音楽が聴きたくなり、ある曲の第1楽章だけ聴いて・・
足りなくて続きを聴きたいのを抑えて・・
どっかでかけよう。
車で40分くらいか細い峠道を登る・・・ああいい天気になって来たなぁ・・・

ちょっとした公園というか広場。
なんかいいでしょう?

超富士山。
手前は御殿場。左は愛鷹山。
明るい陽射し。澄んだ空気。
すごく気持ちがいい。
嫁さんに話しかけようと振り返ると
ついさっきまでバイクのおっさん一人だったここには山好きなお爺さんその友達、と娘と孫たち的な軍団が押し寄せていた。
こどもがキャーキャーって・・そりゃそうだろう、元気で何より。

この鐘、嫁さんと知り合ったばっかりのときにここへきて鳴らしたんだったかな・・こんな立派なのじゃ無かったような・・
鐘なんかなくて景色に向かって叫びましょうじゃなかったっけ?
この鐘、数年前銅や鋼材の価格が高騰したときに盗まれちゃったような話を聞いた。
見つからなくて再製作されて物じゃないかなこれ。

軍団が去るとバイクなおじさんが増えていてた。
子育ても仕事も一段落して、自分の青春に戻ってるとかなんでしょう。
いいな。
https://www.youtube.com/watch?v=Ll4zXP_0Hy4
山の景色の話の後に海の音楽を持ってきたらあほみたいでしょう。
だから貼ってやる。
多分これが私にとってのドビュッシーのオケ音楽入門だったと思う。
ブラームスやマーラーばっかり聞いてたところにこれが来たからしばらくはよくわからなかった。スコアを買ってきて眺めてみてもなじめねーなーとか思って。
そういうのは時間と繰り返しが勝手に解決してくれるみたいだ。
もうどのあたりがなじめなかったのか、思い出せない。
それよりこのCDを買ったとき店から出てふとみるとたまたまいた女の人が俺を見てものすごい勢いで顔を背けた。そういうの何十年たっても忘れないのね。
その後腐った気持ちで原付に乗って遠くへ走ったところそこで素敵な光景を見つけ・・・そんな思いで。

このあたり昔CMで流れていたような。
そのまま登って峠越え。
峠には鎌倉時代かなんかの関所跡。
この日はなにかイベントをやっているらしく人がたくさん・・旗が立って、駐車場整理がでていて・・・
でも私は通過。
今度誰もいない様な日にこよう。
峠の向こう側は景色を見る感じでもなくすごい勾配で一気に駆け降りる感じ・・確か途中にうどんやが・・
あそこへ行ったのももう15年くらい前・・若い嫁さんと。
それらしきものがあって止まってみると・・・あれ?野菜の販売?ここじゃないじゃん・・
この先はもう民家も見えてくる・・こんなとこじゃなかったはずだけど・・・
戻って少し迷い、旧道みたいなところにはいった先に

あった・・・路駐しまくり。
なんだ停めるとこねーじゃんかと進むとその先で通行止めかなんかになっているらしく前の車がバックしてくる・・
あーなんだよこれ・・よくよく冷静になって脇道へ入ってみれば・・あ広い駐車場があるじゃんか。
バスの転換所や蕎麦屋・・・ああ思い出した・・昔来たなここ。
ここきっと日帰り登山の拠点みたいな場所なんだろうな。
トイレへ寄って・・嫁を待ってる間にも家族ずれがうどん屋に向かって・・・
もう2時も過ぎてんのに混んでやがるな座れんのかな?
うどん屋に入ってみると案内が追い付いていない・・・
たまたま空いた目の前のテーブル・・後ろからも人が来てる・・焦る気持ちで「声でここいーい?」
殺気立っている自分に気付き嫌になる。俺ほんとに人がにがてなんだ・・
でもまあ、座れば落ち着いて。

あのガラスの向こうで職人さんがうどんを打ってる。
紙粘土みたいなのをはかりにのせ・・綿棒で伸ばして包丁みたいなのでどんどん切って・・
切ったその場で鍋になげいれ・・
15年前人に教えてもらってここへ来たときは・・こんなに混んでたかな?
テレビになんども出たみたいな張り紙・・いまSNSでもあれするもんね。
メニューとか貼り紙を見るとカレーうどんが自慢というかおすすめみたいだ。
でも私は山を越えて打ちたてのおいしいうどんを食った的な気持ちになりたい・・なんでここでインド化すんの・・とか思って

とろろうどん。
炭水化物減らさなくちゃいけなくて大盛禁止キャンペーン中なのに大盛っていっちゃった。
つるつるもちもちなうどん。
うどんてあれですね、すごく力強いのに余計な主張はしない人みたいな感じだから周りがどう演出してくれるか勝負みたいな・・
出汁は醤油とかあんまり感じないかつおだしだったと思う。
とろろと合わせ、派手に主張しないなんだろう地味とは違う静かなおいしさ・・みたいなものを食った。
回りくどいか、おいしかった。
来る途中、この手前に古民家カフェ的なものを見かけていて・・
歩いて行ってみる。

玄関に手をかけ・・かけて止める。
なんか違う。
ここじゃない予感がした。
バス停の名にもなっている

地蔵堂があったのでお参りする。
おまえ、行きたいところがあったんじゃないのか?
というメッセージが来て・・
こんなこと書くとあほかと思われるかな?お祈りしていたら行きたいところがあったことを思い出した。
あっそうだった・・いってみよう。
でも結局、そこへは行かなかった。
色々あるけど私が生きてられるのは嫁さんのおかげ。
また来週も頑張ろうとかいう気持ちになれたよ。
日に当たるとか、いい景色を見るとか、うまいもの食う、笑う・・
ふさぎ込むと忘れがちだけどこういうのが大事ですよね。
休みって大事。
お地蔵さんがあのカフェに案内してくれたのかな・・なんて思ってみたりして。
湿った気分で気が付けばもう午前中が終わりそう・・
急に音楽が聴きたくなり、ある曲の第1楽章だけ聴いて・・
足りなくて続きを聴きたいのを抑えて・・
どっかでかけよう。
車で40分くらいか細い峠道を登る・・・ああいい天気になって来たなぁ・・・

ちょっとした公園というか広場。
なんかいいでしょう?

超富士山。
手前は御殿場。左は愛鷹山。
明るい陽射し。澄んだ空気。
すごく気持ちがいい。
嫁さんに話しかけようと振り返ると
ついさっきまでバイクのおっさん一人だったここには山好きなお爺さんその友達、と娘と孫たち的な軍団が押し寄せていた。
こどもがキャーキャーって・・そりゃそうだろう、元気で何より。

この鐘、嫁さんと知り合ったばっかりのときにここへきて鳴らしたんだったかな・・こんな立派なのじゃ無かったような・・
鐘なんかなくて景色に向かって叫びましょうじゃなかったっけ?
この鐘、数年前銅や鋼材の価格が高騰したときに盗まれちゃったような話を聞いた。
見つからなくて再製作されて物じゃないかなこれ。

軍団が去るとバイクなおじさんが増えていてた。
子育ても仕事も一段落して、自分の青春に戻ってるとかなんでしょう。
いいな。
https://www.youtube.com/watch?v=Ll4zXP_0Hy4
山の景色の話の後に海の音楽を持ってきたらあほみたいでしょう。
だから貼ってやる。
多分これが私にとってのドビュッシーのオケ音楽入門だったと思う。
ブラームスやマーラーばっかり聞いてたところにこれが来たからしばらくはよくわからなかった。スコアを買ってきて眺めてみてもなじめねーなーとか思って。
そういうのは時間と繰り返しが勝手に解決してくれるみたいだ。
もうどのあたりがなじめなかったのか、思い出せない。
それよりこのCDを買ったとき店から出てふとみるとたまたまいた女の人が俺を見てものすごい勢いで顔を背けた。そういうの何十年たっても忘れないのね。
その後腐った気持ちで原付に乗って遠くへ走ったところそこで素敵な光景を見つけ・・・そんな思いで。

このあたり昔CMで流れていたような。
そのまま登って峠越え。
峠には鎌倉時代かなんかの関所跡。
この日はなにかイベントをやっているらしく人がたくさん・・旗が立って、駐車場整理がでていて・・・
でも私は通過。
今度誰もいない様な日にこよう。
峠の向こう側は景色を見る感じでもなくすごい勾配で一気に駆け降りる感じ・・確か途中にうどんやが・・
あそこへ行ったのももう15年くらい前・・若い嫁さんと。
それらしきものがあって止まってみると・・・あれ?野菜の販売?ここじゃないじゃん・・
この先はもう民家も見えてくる・・こんなとこじゃなかったはずだけど・・・
戻って少し迷い、旧道みたいなところにはいった先に

あった・・・路駐しまくり。
なんだ停めるとこねーじゃんかと進むとその先で通行止めかなんかになっているらしく前の車がバックしてくる・・
あーなんだよこれ・・よくよく冷静になって脇道へ入ってみれば・・あ広い駐車場があるじゃんか。
バスの転換所や蕎麦屋・・・ああ思い出した・・昔来たなここ。
ここきっと日帰り登山の拠点みたいな場所なんだろうな。
トイレへ寄って・・嫁を待ってる間にも家族ずれがうどん屋に向かって・・・
もう2時も過ぎてんのに混んでやがるな座れんのかな?
うどん屋に入ってみると案内が追い付いていない・・・
たまたま空いた目の前のテーブル・・後ろからも人が来てる・・焦る気持ちで「声でここいーい?」
殺気立っている自分に気付き嫌になる。俺ほんとに人がにがてなんだ・・
でもまあ、座れば落ち着いて。

あのガラスの向こうで職人さんがうどんを打ってる。
紙粘土みたいなのをはかりにのせ・・綿棒で伸ばして包丁みたいなのでどんどん切って・・
切ったその場で鍋になげいれ・・
15年前人に教えてもらってここへ来たときは・・こんなに混んでたかな?
テレビになんども出たみたいな張り紙・・いまSNSでもあれするもんね。
メニューとか貼り紙を見るとカレーうどんが自慢というかおすすめみたいだ。
でも私は山を越えて打ちたてのおいしいうどんを食った的な気持ちになりたい・・なんでここでインド化すんの・・とか思って

とろろうどん。
炭水化物減らさなくちゃいけなくて大盛禁止キャンペーン中なのに大盛っていっちゃった。
つるつるもちもちなうどん。
うどんてあれですね、すごく力強いのに余計な主張はしない人みたいな感じだから周りがどう演出してくれるか勝負みたいな・・
出汁は醤油とかあんまり感じないかつおだしだったと思う。
とろろと合わせ、派手に主張しないなんだろう地味とは違う静かなおいしさ・・みたいなものを食った。
回りくどいか、おいしかった。
来る途中、この手前に古民家カフェ的なものを見かけていて・・
歩いて行ってみる。

玄関に手をかけ・・かけて止める。
なんか違う。
ここじゃない予感がした。
バス停の名にもなっている

地蔵堂があったのでお参りする。
おまえ、行きたいところがあったんじゃないのか?
というメッセージが来て・・
こんなこと書くとあほかと思われるかな?お祈りしていたら行きたいところがあったことを思い出した。
あっそうだった・・いってみよう。
でも結局、そこへは行かなかった。
色々あるけど私が生きてられるのは嫁さんのおかげ。
また来週も頑張ろうとかいう気持ちになれたよ。
日に当たるとか、いい景色を見るとか、うまいもの食う、笑う・・
ふさぎ込むと忘れがちだけどこういうのが大事ですよね。
休みって大事。
お地蔵さんがあのカフェに案内してくれたのかな・・なんて思ってみたりして。
Comment
こんにちは。
ここも最高の場所ですね。
先日紹介されてた、達磨山とは違う所なのですか?
こんな場所が近くにあったら、
退職後は毎日かよって富士山を眺める事が出来ますね。
いいお店も、周りにたくさんあっていいですね。
良い環境で良い生活、幸せですね。
kotobukiさん、こんばんは
富士山、大人気ですね。嫉妬しそうです。
ここは金時山のへ登っていく道の途中にあります。
きっと夜景もきれいでしょうね。
もうしばらくでまた雪をかぶっていくんでしょう。
私は逆に大阪に行ってみたいです。
いろいろおもしろいんだろうなぁ・・
ありがとうございました。