見たもの聞いたもの

今年はよい紅葉は見れないのかもなと思っていたけれど

某所で見ることができました。
理由は書けないけれどこの時少し緊張している。
自由にニコニコな状況ではなかったけどでも写真撮っちゃった。

自然の山じゃなくて、多分人の手がかなり入っている恵まれた木々。
恵まれてるとか大きなお世話か。

口笛の音みたいな雲だよね。
なんか名前があるんだろう。
昔図鑑か何かでみたような。

天気がいいから外でパン食ったりして
予想より寒くてめげかける。
https://www.youtube.com/watch?v=OaO2qYsBS8M&t=1130s
森を散歩しているようなとか言われる音楽けど、
主役で歌うチェロやビオラの歌声がお爺さんの一人語りみたいに聴こえなくもない。
この曲、何度かの改訂を経て最初に完成した姿からは別な曲みたいになっちゃっていることがよく知られています。
100年以上たってやっと一部の人が面白がり始めた初稿はとてつもない前衛と豚小屋の前に咲く小さな白い花みたいな超絶素朴田舎音楽が同居していて・・そりゃ受け入れられなくて当然だろう。
その一番初めの楽譜を見ると・・おじいさんの語りはもうそこにあった。
あるところで人の会話が聞こえてきた。
仲間の癌が発覚したという。
実は前々から色々な自覚症状が出ており、周囲は癌の可能性を考えしかるべき病院へ行くように促していたようだ。
ただ当人は個人的に知り合いだという町医者を強く信頼しておりその病院にだけかかっていた。
さらによく聞くとかかっていたのは信頼している医者の息子さんの方みたいだ。
自覚症状を訴えているのに特に何の進展もないその状況に周囲がいい加減にしろと強く忠告し、別な病院へ行ったところすぐに癌だとわかったみたいな話しである。
当然その医師はひどい批判の対象となっていた訳だけれど、その人は私が毎月診てもらっている先生でもあるわけだ。
私もその病院、今の先生の親父に命を助けてもらったという思いがあるからそこに通っているわけだけど、あの先生にかかていれば大丈夫みたいな考えは何の根拠もない夢みたいなもんなんだろうな。
降圧剤をもらいに私がそこへ行くので嫁さんも同じ先生にかかりに行くのだけれど、何を言っても様子を見ましょうとしか言わず根本的な解決につながらないというような不満を漏らしていた。
そうだな、他へ行けって言った方がいいかもな。
回覧板を次の家へもっていったところ玄関先に幼児が乗る玩具が置いてあった。孫が来るのが楽しみなんだね。
ギターが聞こえてきてあの赤ん坊がもうそんな歳になったのかと驚いたのが昨日みたいだけどな。
立派になったらしい親父がまだヨチヨチ歩きだったのを眺めながら中学へ通ったのを思い出す。
あの頃もうクラシックを聴いていたけれど、バッハから始まってベートーベンとかブラームスくらいまでか。
マーラーなんてまだ知らなかったし、聴いてもわからなかったと思う。
レコード屋がくれたカタログにいろんなCDがジャケット写真付きで乗っていたのを毎日眺めて・・いがぐり頭のブルックナーという作曲家がいるらしいことは知ってた。同じような禿げ頭のシベリウスとちょっと混同してもいた。
「ロマンティック」なんていう愛称がついた交響曲を聴いてみたのはでもずっと後のこと。
バラの香りがするような曲だろうと思っていたけれど初めて聴いての感想は、家の近所みたいな牛舎や豚舎の匂いがする田舎の風景だと思った。
順風満帆に見える他人の人生なんて気にしても何も得られないのはわかっていますが、でも気にしてしまうのも人間でしょう。
なんとなく知っているある人がなくなったことを知るがその年齢まで私もうもう15年もないことに気付く。
もう若くない体はもういいやなんて思えば癌を呼んで自滅すると思う。
それじゃいけないと思う。
ブルックナーは72で亡くなったようだ。
100年前の人としてはかなり長生きなのかな。
彼は結婚しなかったし子もいない。
でも人間よりはるかに長生きするいくつもの作品を生み出し、さらに生み出そうという意欲があった。
人間には生きる理由が必要だと思う。

今回犬は結構歩こうとしてくれた。
でもやっぱり様子がおかしい。
急に体にガタが来てるのかな?
ちょっと寂しいけれど

何があろうと俺の大切な家族だから。

この赤は花じゃなくて実が入ってた入れ物
鳥にアピールしてるんでしょう?
ばんばん食っちゃってーって。

夕日もきれい。
小さないい世界。
Comment
ワルターのマーラーは当然よく聞くけど、ワルターのブルックナーというのは、あるんですね。初めて聴かせてもらいました。
ワルターは私の好きな指揮者で、カラヤンよりよく聞きました。
今もワルター指揮、マーラー交響曲第1番「巨人」は好きな演奏、曲です。
ブルックナーも何曲か聞いていますが、やはりこの第4番が一番分かりやすいですね。
yamashiro94さん、おはようございます。
私もワルターの巨人が好きでを今でも聴いてますよ。
ワルターは本の中で若いころはブルックナーが理解できなかったけれど
大病患ってだったかあるころから好きになったというようなことを言ていました。
ステレオですと他に7番と9番があって、今後の録音計画には8番もあったようです。
ワルターのブル8が聴いてみたかったなーと思っています。
ありがとうございました。
こんばんは。
良いですね、「口笛の音みたいな雲」っていう表現。
音と画像が一緒に出てくる!
綺麗です。
yokoblueplanetさん、こんばんは
コメント嬉しいです。
あんな雲、誰かふいてんのかな?
と思います。
ありがとうございました。