掃いて捨てるようなことも大事

天気は曇り、気分もどんより曇り。
しょっちゅう目にしながらなんとなく敬遠していた店がふと頭に浮かんだ。
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禁煙になったようなことがどこかに書いてあったし行ってみた。
80年代前半的な木造モルタル造り。こういう店いっぱいあったのに今じゃ貴重ですね。
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内部もいかにも80年代な感じ。80年代って最新の今だと思ってたのに偉い遠くに行っちゃったんだなといろんなところを見て思う。
そんな訳の分かんない個人の感想とは関係なくお客さん結構入ってる。
地域貢献型実用店という感じ。
出窓、結露で木枠のニスがはげちゃって・・なるよねこれ。目につくところだしホームセンターのでいいからちょっと塗るだけで・・大きなお世話だけど。

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ミックスグリルはエビフライとハンバーグの他いくつかの候補から選べる一点というのがあってチキンに。
チキンソテーかと思ったらこれもフライで出てきた。
あったかいと何でもおいしいね。
樹脂製の一体プレートみたいなのが印象的。
昔お子様ランチってこんなのに乗って出てきたような。
BGMもいかにも80年代なあの感じ・・こういうのなんて言うんだろうアメリカーって感じの軽い洋楽。
客がいなくなったら店内写真を撮ろうなんて思ってたけど結構後から入ってきて撮れずじまい。
きっと常連さんを沢山持った繁盛店なんでしょうね。
ごちそうさまでした。

この後行く先も思いつかないままだらだら走っていると、小さなショッピングモールみたいなものがでてきて嫁さんが行きたいという。
私はつまんないのであたりをほっつき歩いてみると計らずもある思い出の場所であることに気付く。
その時いじけたような気持ちになりここに訳の分かんないことを書いたりして。
でも安全ばっかりとって何にもないよりいいかもしれないな。
大丈夫、いつかいい思い出を上塗りするから。

ふと目に留まった空き家の門。
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記憶のはるか彼方に見覚えが・・
見覚えったってここへ来たのは初めてなんだから気のせいではあるんだけど、昔こんな雰囲気の門をどこかで見たことが焼き付いているみたいだ。
この家も誰かの人生や思い出を・・とか考えながら塀の向こうを眺めていると突然、
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このハンサムがひょっこり現れた。
逃げるでもなく、遊ぼうでもなく・・
あいっちゃうの?
っていうから手を出してみれば
あそんであげないよー
そういいながら自分も手を出してポンとかやってくれたり
しばし、暇なおっさんをかまって遊んでくれた。
すごくいい絵を見せてくたから写真を撮ろうとしたら
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あら降りちゃうのね。

他にもそういう人はいるけれど、ベートーベンの音楽は崇高な音楽のすぐそばというかほとんど同時に冗談が置いてあったりする。それも少しの違和感も感じさせずに。そしてそれはとても大事なことだとも思う。


https://www.youtube.com/watch?time_continue=3280&v=sJQ32q2k8Uo
誰でも知っているようで古典派の枠を超え新しい世界を切り開いた交響曲としてちゃんと聴いてる人はわずかしかいない気もする第9の4楽章。
バリトンソロが出てくる直前、
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最後の小節の弦楽器は最初の2小節を引き継いでタンタラタンタラというパターンを積んでるんだけど最後だけタンタラタって三連符。それがどうしたそういう旋律だろといえばそれまでなんだけど、ある時音楽始めたての者がよくやる失敗のように勝手に加速して次の小節に置くべき最後の音を同じ小節内に取り込んじゃってるように聞こえた。
あ時間ないの?そいじゃ・・ってほうきで掃いて片付けちゃったみたいなこのやっつけ感は作者があえて書いた小さな冗談なんじゃないかと思うことがあるんですよね。
ここだけならいいけど手前で木管が同じことをやった模倣だし、勘違いな可能性も大きいけどいちいちそういうこと言わなくていいの。
高尚も世俗も身分や立場の上下も何にも関係ない世界は一つだ我々のものだみたいなことを言っていこうという音楽だからこそ、崇高な音楽が盛り上がっていよいよ!と勢いづいた音楽にブレーキをかける場面転換的なここでおどけてみせるっていうのが生きてくると・・・
と、こういうことを私が感じても、誰かにとってはくだらない事だったりするんだろう。
馬鹿を見下すような顔をして見せたり、お前は何を言ってるんだなんて怒り出す人もいるだろう。まあ他人が何だろうが私には関係がないし、それでいいし、そういうものだ。
たまたま貼ったこの動画はこの部分でそんなことを考えているようには聞こえない。
そんなことを考えている演奏があるかは知らないけれど、愛聴というか時々聴く盤はここでまじめな顔をしながら掃いて胡麻化し、後でくすっと笑っているように聴こえることがある。

猫を飼ったことはないけれど、猫のいる家にしばらく居候したことがある。
だんだん心を開いてくれるようになって、
弱音を吐いたら大丈夫!なんて言ってくれたことがあった。
獣で人のことなんかわかんないふりをしつつほんとは全部ちゃんとわかてるんだよね。
多分一生、忘れないと思う。
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もう少し遊んでくれそうだったけど、嫁さん買い物終わったって電話があったから・・

訳のわかんないおっさんが通り過ぎて行ったことなんかどうでもいいことですぐにわすれちゃうんだろう。
でも俺は楽しかったよ。
ありがとう。

Tag:ベートーベン  Trackback:0 comment:2 

Comment

マーニ URL|クラシックは聞かないのですが、
#4bWz8s1g Edit  2019.04.27 Sat06:52
初めてコメントいたします。
クラシックは多くは聞かないのですが、キライではありません。

生活の横に流れている位がちょうど良いと感じています。
ベートーベンの音楽に ” そんな部分 ” があったなんて知りませんでした。聴衆を置き去りにする瞬間?みたいなモノでしょうか?

そうなら、そんな部分を感じるトコロ、人には時々あるのだろうと思います。
小説、演劇、ブログでも見かける事があります。
観客を引き付けたかと思う間に、イキナリの跳躍。

驚いている間に、すまし顔で元に戻っていたり。
それがどんな意味を持っているのかはそれぞれに不明ですが、面白いとは感じられます。

行きずりのネコに、勿論、人にでも感じる愛着。
とても良い事に思えました。

unagi URL|Re: クラシックは聞かないのですが、
#- 2019.04.27 Sat21:41
マーニさん、こんばんは
コメントいただけて嬉しいです。
ベートーベンは笑いもまじめに芸術に取り込もうとした人で、
あそこはくすっと笑って食いつくところかなと勝手に思っています。
でも、何をどう感じるかは人それぞれで、
どんなことでもいいから何かを感じられたら素晴らしいし、
作者が思ってたのと全然違っちゃっててもいいんだとも思うんですよね。
それよりいろんなことを感じて感動できたもん勝ちですよね。
マーニさんもきっと色々感じるタイプの方ですね。
マーニさんのコメントも私に何かをくれました。
ありがとうございました。
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どうも発達性協調運動障害(DCD)じゃないかと思います。
クラシック音楽が好きです。

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