みかん街道
地図上にたまたま見つけたお店に行ってみた。

メインを頼むと飲み物とサラダのほか数点のおかずみたいなのが取り放題というお店。
よく見れば価格に見合うような感じでそんなに品数もないのかもしれないけど、空間を広く取ったり容器や置き方なんかの工夫で1ランクくらい上に見せる。
いいじゃない。

ニトリの2階で飯食ってるみたいな感じ。
ソファーはお茶にはいいけど飯は食えないよね。
土日は時間制限を設定しますみたいな張り紙があったから結構混むようだ。
子供の遊び場が作ってあって若い家族もターゲットなんだろう。
この時は空いてた。
最近どんな店でも静かなら素晴らしい店に見えるようになってきちゃった。

ステーキがあったから。
スープは冷製。ちいさーっと思ったけれど取り放題と合わせるのでこれで十分。
味も馬鹿にしたもんじゃなかったよ。

アイスティーにちょっとリンゴジュースを入れて‥とかいい歳したおっさんがあほか。
お店の前の道は昔の東海道。
ずっと進むと

こんな感じになって。
街道沿いにあった昔からの建物のが今も残っているんだと思う。
その先はコンクリート舗装で離合もできない農業用道路を登ってゆく。
両脇はみかんとビワの果樹園。

ふと開けるとこんな光景。
鉄道、国道、高速道路が絡み合っちゃって難所だ。
台風のでっかい波がみんなさらっちゃってる動画を見た。
そのせいであそこにあったうどん屋は閉店してしまった。

振り向けば富士山。
ここ東海道だったはずだし、大名行列とか
象が江戸まで歩いたとか天皇が江戸へとかみんなここからあの富士山を見たのかなぁ・・
実際は船で沖をスーッと通過とかだったりして。

これみかん・・みかんじゃないのか・・なんとか柑?
ちょうど花の時期で、ものすごくいいにおいがしていた。
でも実がついてるっておかしいですよね。
この畑は放棄されてるのかな?
子供のころ、果物といえばみかん。こたつといえばみかん。汽車旅のお供にみかん。ジュースといえばみかん。田舎から送られてくるものといえば・・・みかんだらけだったけど、気が付けばみかんの存在感が著しく低下しているような気がしないでもない。
未完といえばマーラーの交響曲第10番
嫁が浮気しやがったという自伝的発想で書かれているわけだけど、生まれかけているこの作品はもうそんな個人的事情をはるかに超えた普遍的なものになっていると思う。
言ってもしょうがないのはわかっているけど完成稿を聴きたかった。
https://www.youtube.com/watch?v=q-ziJ36BDMs
その第5楽章は

筋書が完成しているだけでオーケストレーションや細部は未着手。
暗黒の泥沼みたいなところから聞こえるうめき声はやがて一本の笛になる・・
スケッチにはフルートの指定がすでにあって後年の補筆者が勝手に決めたものではない。
訴えるような笛は明らかに嫁さんを歌っている・・
それより未完に終わり暫定仮組みたいな形で演奏されるこの曲だけど、このフルートソロはマーラーの書いたどのフルートソロより、というか思いつくフルートソロの中でも最も美しいものじゃないかと思ったりする。
続きにもVl pppと楽器音色のイメージが確定してる。ひそかな声で歌う二つの声部が寄り添うようにというよりちょっとぶつかりながら絡み合う様子は何だか生々しいというか・・この辺り感動的なんだよなぁ・・
それだけ。

その先にさった峠。
天気いまいちだけどまあいいよ。
昔よくカレンダーとかによくここからの写真が載ってましたよね。
高速道路も含め、日本の象徴みたいで。
明治になって京都から江戸へ向けて天皇がここを通過したときは鉄道なんかあるわけなかった。
下に見えているあの鉄道が開通したのは明治22年。
何にもないところからの22年は驚異的なスピードなんじゃないかとも思う。
この国をこれからどうすべきなのかみたいなビジョンと強い意志をもって頑張ってたんでしょう?
今だってみんな頑張ってんだろうけど、この国これからどこをめざすの?がいまいち描けてないでしょみんな・・あちがう?
その年マーラーはすでに歌劇場指揮者として成功し名を挙げていたみたいだ。
作曲家としては交響曲第1番・・ではないその前段階の別な曲を初演したところ・・
マーラーってどうも作品の近代的な内容や弟子の録音がステレオで残ったりしていることから大正の終わりから昭和の初めの人くらいのイメージがあるんだけど、もう一世代前の人なのね。
それからまたしばらく走って、

ここはもっとずっと先。
久能山東照宮の前の海というか・・
ここまでくればなにか面白いことがあるかななんて思ったけどそんなもんあるわけないかった。
海に来ると不思議な人がいることがよくある・・
海って人を呼ぶのね。

浜昼顔が咲いていた。
カフェを探すけれど行ってみたらツタヤの2階みたいなとこで嫌だとか別なところは行ったら休みとか。
途中ちょうど時間的にに大渋滞にはまる。
嫌気がさしてきたころそばの住宅地の中に隠れるようにある店を見つけ・・

あの小さい入り口なんだろう?
あそこから入ろうか・・

中にお客さんは一人。別にものすごくちっちゃい人とかじゃなかった。
灰皿があるけれど今のところ煙くない。
なんかいい感じだ。
BGMはなんていうのああいうの黒人系の・・ジェームズ・ブラウンとか出てきそうな・・聴いてて嫌いじゃないというかむしろ聴き入る。
こういう所でコーヒーと音楽を聴いて帰るってのもよさそうだなぁ。

おっさんなのにまたチョコレートパフェ。
缶詰のみかんが沢山はいってた。
掘り下げていってコーンフレーク地帯かと思ったらまたみかんが出てきたりして。
そういえば最近あんまり見てなかったなチョコレートパフェ中のみかん。
どうも昔からチョコとみかんは自然と人工・・透明感とべた塗り・・みたいな感じで合わない気がするんだけどきっと定番なんでしょうね。
おいしかったよ。

メインを頼むと飲み物とサラダのほか数点のおかずみたいなのが取り放題というお店。
よく見れば価格に見合うような感じでそんなに品数もないのかもしれないけど、空間を広く取ったり容器や置き方なんかの工夫で1ランクくらい上に見せる。
いいじゃない。

ニトリの2階で飯食ってるみたいな感じ。
ソファーはお茶にはいいけど飯は食えないよね。
土日は時間制限を設定しますみたいな張り紙があったから結構混むようだ。
子供の遊び場が作ってあって若い家族もターゲットなんだろう。
この時は空いてた。
最近どんな店でも静かなら素晴らしい店に見えるようになってきちゃった。

ステーキがあったから。
スープは冷製。ちいさーっと思ったけれど取り放題と合わせるのでこれで十分。
味も馬鹿にしたもんじゃなかったよ。

アイスティーにちょっとリンゴジュースを入れて‥とかいい歳したおっさんがあほか。
お店の前の道は昔の東海道。
ずっと進むと

こんな感じになって。
街道沿いにあった昔からの建物のが今も残っているんだと思う。
その先はコンクリート舗装で離合もできない農業用道路を登ってゆく。
両脇はみかんとビワの果樹園。

ふと開けるとこんな光景。
鉄道、国道、高速道路が絡み合っちゃって難所だ。
台風のでっかい波がみんなさらっちゃってる動画を見た。
そのせいであそこにあったうどん屋は閉店してしまった。

振り向けば富士山。
ここ東海道だったはずだし、大名行列とか
象が江戸まで歩いたとか天皇が江戸へとかみんなここからあの富士山を見たのかなぁ・・
実際は船で沖をスーッと通過とかだったりして。

これみかん・・みかんじゃないのか・・なんとか柑?
ちょうど花の時期で、ものすごくいいにおいがしていた。
でも実がついてるっておかしいですよね。
この畑は放棄されてるのかな?
子供のころ、果物といえばみかん。こたつといえばみかん。汽車旅のお供にみかん。ジュースといえばみかん。田舎から送られてくるものといえば・・・みかんだらけだったけど、気が付けばみかんの存在感が著しく低下しているような気がしないでもない。
未完といえばマーラーの交響曲第10番
嫁が浮気しやがったという自伝的発想で書かれているわけだけど、生まれかけているこの作品はもうそんな個人的事情をはるかに超えた普遍的なものになっていると思う。
言ってもしょうがないのはわかっているけど完成稿を聴きたかった。
https://www.youtube.com/watch?v=q-ziJ36BDMs
その第5楽章は

筋書が完成しているだけでオーケストレーションや細部は未着手。
暗黒の泥沼みたいなところから聞こえるうめき声はやがて一本の笛になる・・
スケッチにはフルートの指定がすでにあって後年の補筆者が勝手に決めたものではない。
訴えるような笛は明らかに嫁さんを歌っている・・
それより未完に終わり暫定仮組みたいな形で演奏されるこの曲だけど、このフルートソロはマーラーの書いたどのフルートソロより、というか思いつくフルートソロの中でも最も美しいものじゃないかと思ったりする。
続きにもVl pppと楽器音色のイメージが確定してる。ひそかな声で歌う二つの声部が寄り添うようにというよりちょっとぶつかりながら絡み合う様子は何だか生々しいというか・・この辺り感動的なんだよなぁ・・
それだけ。

その先にさった峠。
天気いまいちだけどまあいいよ。
昔よくカレンダーとかによくここからの写真が載ってましたよね。
高速道路も含め、日本の象徴みたいで。
明治になって京都から江戸へ向けて天皇がここを通過したときは鉄道なんかあるわけなかった。
下に見えているあの鉄道が開通したのは明治22年。
何にもないところからの22年は驚異的なスピードなんじゃないかとも思う。
この国をこれからどうすべきなのかみたいなビジョンと強い意志をもって頑張ってたんでしょう?
今だってみんな頑張ってんだろうけど、この国これからどこをめざすの?がいまいち描けてないでしょみんな・・あちがう?
その年マーラーはすでに歌劇場指揮者として成功し名を挙げていたみたいだ。
作曲家としては交響曲第1番・・ではないその前段階の別な曲を初演したところ・・
マーラーってどうも作品の近代的な内容や弟子の録音がステレオで残ったりしていることから大正の終わりから昭和の初めの人くらいのイメージがあるんだけど、もう一世代前の人なのね。
それからまたしばらく走って、

ここはもっとずっと先。
久能山東照宮の前の海というか・・
ここまでくればなにか面白いことがあるかななんて思ったけどそんなもんあるわけないかった。
海に来ると不思議な人がいることがよくある・・
海って人を呼ぶのね。

浜昼顔が咲いていた。
カフェを探すけれど行ってみたらツタヤの2階みたいなとこで嫌だとか別なところは行ったら休みとか。
途中ちょうど時間的にに大渋滞にはまる。
嫌気がさしてきたころそばの住宅地の中に隠れるようにある店を見つけ・・

あの小さい入り口なんだろう?
あそこから入ろうか・・

中にお客さんは一人。別にものすごくちっちゃい人とかじゃなかった。
灰皿があるけれど今のところ煙くない。
なんかいい感じだ。
BGMはなんていうのああいうの黒人系の・・ジェームズ・ブラウンとか出てきそうな・・聴いてて嫌いじゃないというかむしろ聴き入る。
こういう所でコーヒーと音楽を聴いて帰るってのもよさそうだなぁ。

おっさんなのにまたチョコレートパフェ。
缶詰のみかんが沢山はいってた。
掘り下げていってコーンフレーク地帯かと思ったらまたみかんが出てきたりして。
そういえば最近あんまり見てなかったなチョコレートパフェ中のみかん。
どうも昔からチョコとみかんは自然と人工・・透明感とべた塗り・・みたいな感じで合わない気がするんだけどきっと定番なんでしょうね。
おいしかったよ。
Comment
良い景色ですね。
そんな景色の中で香るミカンの花。
少し離れた場所からでも香りが届いてきます。
車なら窓開けて、ゆっくり進みたいですね。
奥さんと一緒のパフェ!
私なら見ただけで降参してしまいそうな量です。
アレ全部楽しめるなんてスゴイです。
(お酒ならあのくらい頑張れる私、、人はそれぞれですね)
こんにちは~。
チョコとミカンといえば、昔、「ジャフィー」といって、ママレードをのせたビスケットをチョコでくるんだお菓子がありました。
周りではアレはナイ!と悪評さくさくで、案の定消えてしまったけど、私はけっこう好きだったな。
長いことチョコレートパフェ食べてないなあ、久しぶりに食べたいな、と思いました。
マーニさん、こんにちは
みかんの花の香りってすごくいい匂いですよね。
うちにも柑橘系の木が合って枝を切るとみ感みたいなにおいがするんですが、
花は全然違う香りを持ってるんですね。
パフェもいいけど私はお酒を飲めるようになりたかったです。
美味いもん食おうと思ったら酒ですもんね。
ありがとうございました。
ぢょん でんばあさん、こんにちは
あー、ありましたよね。
私も覚えてます食べました。
そして、おいしかったと思う。
懐かしいですね。
オレンジはチョコレートに負けない力を持ってるんですね。
でもみかんにはオレンジにない可愛さみたいなものがありますよね。
わたしはチョコレートパフェ食べ過ぎで、ちょっと控えなくちゃと思い始めました。
ありがとうございました。