心にわさび
伊豆の踊子に出てくるらしい旧道のトンネルへ行こうかと思った。
昔一度行ったことがある。

でもこの先でと雨水がわだちを深く掘り下げてしまっていて・・あ、その先には警備員と重機?
ダメだこりゃと後退してると後ろに車。車種も色もいかにもそのまま突っ込んできて空ぶかなんかししそうな・・
でも、たまたまあった待避所で静かに待っていてくれた。
方向転換してすれ違う際、この先いけないんですか?と聞かれたのでやめた方がいいと思うよと言うと彼も下の駐車場に車を停め歩いて登っていった。
知らない人と普通のやり取りをした・・ただそれだけのことなんだけど、炎天下に木陰に入った時みたいな気持ちに。
いい話のつもりで書いてみたけど結局人とうまくやれないアピールか。
自分も歩こうかと思ったら嫁さんが調子悪いらしい。
休憩すれば大丈夫とか言ってるのは全然大丈夫じゃないから察してくれくらいの意味か。やめよここは。

あるのも知らなかった細い峠道に入ってみると、近所にもありそうなどうという事のない田舎道だけど時々奇麗な絵を見せてくれる。
峠を超えてしばらく下ると

ちょっとした看板と、農家優先駐車場に長く止めるなという注意書き。
そりゃそうだ。でも誰もいない。

わさび田
ワサビ谷って感じ。
こんなところがあるのは知らなかった。
写真を撮りながらちょうど日の光が当たらないなぁ・・なんて思ったけれど
考えてみるとわさび田だから直射日光が当たっちゃまずいんだ。
この谷は時刻によって太陽が動いても直接日が当たらないような位置にあるんでしょうか・・
https://www.youtube.com/watch?v=DwO-H2NVHBY
この日すごく暑かったのにこの日陰は涼しく気持ちのいい風が撫でるように吹いてきてちょっと驚いた。
いいとこだろなぁ・・
夜には蛍も飛んでるんでしょうね。
観光地というのじゃないので人もいないしそれ系のものもなにもない。

峠の向こうに浄蓮の滝というのがあって中学に入ったころに電車とバスを乗り継ぐ小さな旅行中に立ち寄った。生れてはじめての冒険旅行みたいなものだったかもしれない。
1人ではなく友達と3人・・・そうね、あの頃友達と呼べる人間がいた。
何をするわけでもできるわけでもないけれど、世の中には明るい日が差していると感じていた時期が私にもあった。
あったし、それがずっと続くと思っていた。
そこでわさびソフトというのを食ったことを今でも覚えてる。そんなものどこにでもあるのかもしれないけれど、自分にとっては初めての旅行で初めて食った土地の名物というか・・
その後何年たったのか、嫁さんになる人と知り合うとすぐに頭に浮かんだのは思い出のわさびソフトだった。
2つ買って1つを渡し懐かしいなと思ったかも忘れたけど後味にピリッとくるあのソフトクリームを食いながらふと見ると、困惑したような表情でほとんど食ってないソフトクリームが手に溶けて流れちゃっ・・
かしてと奪い取り茂みに投げ捨てた。
辛くて食えなかっただそうだ。食べるかどうかも聞かずに自分の好きなものを押し付けちゃうあたりがあれでしょう・・
あほみたいでも思い出は思い出だから。
自分の人生は不毛で失敗だというような気がいつもしているけれど、別にすべての部分が不毛の汚泥で塗りつぶされているわけじゃないのね。

自分で自分を否定断罪して動けないように縛ろうとするのにはわけがある。
・・どうしてもこういうの書こうとしちゃうのね。
やめましょう。

パイプがいっぱい置いてあるのはパイプを使って育てるなんとか式というのらしく・・
近所の家はどういう仕組みか知らないけれど庭のパイプからものすごい量の地下水がじゃぶじゃぶと流れ出ている。
子供の頃はそこに黒いむしろをかけて小さなわさび田を作っているようだった。
子供心に見せてほしいと思っていたけれどそれが言えなかった。
付随して色々な記憶が出てくるけれどどれも碌なものがなく、ここに書ける内容じゃない。
書きたくてしょうがないのは誰かにわかってもらいたいからだけど、他人にわかってもらいたいというのはそもそも間違いだとわかった。
所詮、孤独だ。
自分は木だと思えばいいのかなぁ。

いいところだなぁ・・
木はさぁ、どう思ってんのかな?
俺に足があって歩けたら、口があって喋れたらお前なんかよりずっとうまくやってやるのにとか・・

わさび田は、ずっと下流の方まで続く。
途中、わさび園営業中みたいな旗をたくさん見たけどあれなんだろう?
山葵漬け屋みたいなのかな?
アルコールアレルギーだと酒粕の入ったものも食えません。飲まないから通なわさびも縁がない。
欠陥人間でごめんね。
よく牧場が小さなジェラート屋みたいなものを庭先でやって成功しているけれど、わさびカフェやってくんないかな。
くんなくていいか。
わさびって抗菌作用みたいなものを持っているんだっけ。
すぐ臭くなってくる心の中にもわさびを置いときたい。
一番効果があるのは人との楽しいやり取りじゃないかと思っているけれど、ただのないものねだりか隣の芝生かもしれません。
日の光と緑っていいね。
昔一度行ったことがある。

でもこの先でと雨水がわだちを深く掘り下げてしまっていて・・あ、その先には警備員と重機?
ダメだこりゃと後退してると後ろに車。車種も色もいかにもそのまま突っ込んできて空ぶかなんかししそうな・・
でも、たまたまあった待避所で静かに待っていてくれた。
方向転換してすれ違う際、この先いけないんですか?と聞かれたのでやめた方がいいと思うよと言うと彼も下の駐車場に車を停め歩いて登っていった。
知らない人と普通のやり取りをした・・ただそれだけのことなんだけど、炎天下に木陰に入った時みたいな気持ちに。
いい話のつもりで書いてみたけど結局人とうまくやれないアピールか。
自分も歩こうかと思ったら嫁さんが調子悪いらしい。
休憩すれば大丈夫とか言ってるのは全然大丈夫じゃないから察してくれくらいの意味か。やめよここは。

あるのも知らなかった細い峠道に入ってみると、近所にもありそうなどうという事のない田舎道だけど時々奇麗な絵を見せてくれる。
峠を超えてしばらく下ると

ちょっとした看板と、農家優先駐車場に長く止めるなという注意書き。
そりゃそうだ。でも誰もいない。

わさび田
ワサビ谷って感じ。
こんなところがあるのは知らなかった。
写真を撮りながらちょうど日の光が当たらないなぁ・・なんて思ったけれど
考えてみるとわさび田だから直射日光が当たっちゃまずいんだ。
この谷は時刻によって太陽が動いても直接日が当たらないような位置にあるんでしょうか・・
https://www.youtube.com/watch?v=DwO-H2NVHBY
この日すごく暑かったのにこの日陰は涼しく気持ちのいい風が撫でるように吹いてきてちょっと驚いた。
いいとこだろなぁ・・
夜には蛍も飛んでるんでしょうね。
観光地というのじゃないので人もいないしそれ系のものもなにもない。

峠の向こうに浄蓮の滝というのがあって中学に入ったころに電車とバスを乗り継ぐ小さな旅行中に立ち寄った。生れてはじめての冒険旅行みたいなものだったかもしれない。
1人ではなく友達と3人・・・そうね、あの頃友達と呼べる人間がいた。
何をするわけでもできるわけでもないけれど、世の中には明るい日が差していると感じていた時期が私にもあった。
あったし、それがずっと続くと思っていた。
そこでわさびソフトというのを食ったことを今でも覚えてる。そんなものどこにでもあるのかもしれないけれど、自分にとっては初めての旅行で初めて食った土地の名物というか・・
その後何年たったのか、嫁さんになる人と知り合うとすぐに頭に浮かんだのは思い出のわさびソフトだった。
2つ買って1つを渡し懐かしいなと思ったかも忘れたけど後味にピリッとくるあのソフトクリームを食いながらふと見ると、困惑したような表情でほとんど食ってないソフトクリームが手に溶けて流れちゃっ・・
かしてと奪い取り茂みに投げ捨てた。
辛くて食えなかっただそうだ。食べるかどうかも聞かずに自分の好きなものを押し付けちゃうあたりがあれでしょう・・
あほみたいでも思い出は思い出だから。
自分の人生は不毛で失敗だというような気がいつもしているけれど、別にすべての部分が不毛の汚泥で塗りつぶされているわけじゃないのね。

自分で自分を否定断罪して動けないように縛ろうとするのにはわけがある。
・・どうしてもこういうの書こうとしちゃうのね。
やめましょう。

パイプがいっぱい置いてあるのはパイプを使って育てるなんとか式というのらしく・・
近所の家はどういう仕組みか知らないけれど庭のパイプからものすごい量の地下水がじゃぶじゃぶと流れ出ている。
子供の頃はそこに黒いむしろをかけて小さなわさび田を作っているようだった。
子供心に見せてほしいと思っていたけれどそれが言えなかった。
付随して色々な記憶が出てくるけれどどれも碌なものがなく、ここに書ける内容じゃない。
書きたくてしょうがないのは誰かにわかってもらいたいからだけど、他人にわかってもらいたいというのはそもそも間違いだとわかった。
所詮、孤独だ。
自分は木だと思えばいいのかなぁ。

いいところだなぁ・・
木はさぁ、どう思ってんのかな?
俺に足があって歩けたら、口があって喋れたらお前なんかよりずっとうまくやってやるのにとか・・

わさび田は、ずっと下流の方まで続く。
途中、わさび園営業中みたいな旗をたくさん見たけどあれなんだろう?
山葵漬け屋みたいなのかな?
アルコールアレルギーだと酒粕の入ったものも食えません。飲まないから通なわさびも縁がない。
欠陥人間でごめんね。
よく牧場が小さなジェラート屋みたいなものを庭先でやって成功しているけれど、わさびカフェやってくんないかな。
くんなくていいか。
わさびって抗菌作用みたいなものを持っているんだっけ。
すぐ臭くなってくる心の中にもわさびを置いときたい。
一番効果があるのは人との楽しいやり取りじゃないかと思っているけれど、ただのないものねだりか隣の芝生かもしれません。
日の光と緑っていいね。
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なつかしいです、旧天城隧道。
ウン十年前、職場のレクレーションでバーベキューに行きましたよ。
真っ暗でなが~いトンネルでした、心霊スポットだと騒がれる
ずーっと前のことですがね。
kazさん、こんばんは
いかれたんですね。
今は確か照明がついていたと思いますが、
昔はなかったんでしょうか?
ないと怖いでしょうね。
有料だった新トンネルが無料化されてからももう20年くらいでしょうか。
ここはほんとの観光地になったと思います。
夜は怖いでしょうね。
ありがとうございます。