いない・・
どこか遠くへ行きたかったけれど嫁さんは調子が悪く遠出はいやらしい。
近場でといったって天気も悪いし行くところも思いつかない。
海でも見るか・・

見えないし・・
防波堤に座ると、風が気持ちいい。
天気が悪いなりの幻想的な景色・・なんかなかった。
すぐそこに大きな川の河口。
水きたないなーとかは言わなくていいのか。
眼下の浜辺には歓声を上げて遊ぶ幼い兄弟。
1人はもうすぐ大人の世界が覗けるようになる頃。
でも見てるとまだまだ子供なのね。
皆あんなところを通ってくるんだなぁ・・
あそこで釣りしてるのが親父さんか?
隣で嫁さんが落ち着かないのはわかっているけれどかける言葉も思いつかない。
しばらくすると立ち上がって、
どっかいっちゃった。
なにがそうさせたかはわかっている。
いろいろ思うところやいいたいこともあるけれど、二人の問題で他人様の前に出してはいけないと思う。
そもそも二人の間でもちゃんと話ができ意思の確認ができているかといえば違うかもしれない。
もっと言えば、当人だって自分の気持ちをちゃんと把握、理解できていないと思う。
人生を無駄にしないために考えなければならないこともあるけれど、逆にもう考えちゃいけないこともあるかもしれないと思った。

一瞬日がさしたりするときれいじゃない。
あの人あのまま外国まで歩いていっちまえば面白いのにな。
風が気持ちいいし、
もう少しいたいけれど・・
嫁さんどこいっちゃった?
https://www.youtube.com/watch?v=AzNaL9nQ92s
嫁さんへの誕生プレゼントだったバルトークのピアノ協奏曲第3番。
分奏の弦楽器で始まる第2楽章は祷りのようでもあるけれど、何かとても繊維でとても大切なもののようだ。

Adagioの次のreligiosoは敬虔なとか宗教的なみたいな意味のようだけど祈るように・・・か。
天使の見え隠れする雲みたいだけれどいきなり対位法的なカノンみたいになっているところがこの人らしいというか‥ただなんとなく雰囲気でみたいな話は嫌いで何にでも論理的な裏付けがされていないと気が済まない人というか・・
しかし聴いていると優しさと愛情に満ち溢れているような気がする。
それだけじゃない、なんだかすこし悲しい。
息子の本を読んでいたら、バルトークが窓の外で歌っている鳥の鳴き声を愛で、ひとつ残らず採譜して楽しんでいるところが出てきた。とても素晴らしい時間。
遠くにいる息子への手紙の中にもその譜例がありそれらは

この楽章中間部的なざわめきの中にそのまま出てくる。
この音楽はバルトークが仕事をしくつろぎ、そばには家族がいた大切な世界への思いなんじゃないか。
誕生プレゼントとして書かれたこのスコアを嫁さんが見たのは作者の死後であったと思う。
きっと他にも二人にしかわからない、でも言葉なしで通じるなにかがちりばめられていたりするんでしょうね。

このあたりなんか泣きそうだ・・
後半、この愛と優しさに満ちれつつどこか悲しくもある世界を脅かすかのような楽想が出てくる。
皆隠したというけれど、本当は自分の死が迫っていることを知っていたのかなと思ったり。
お別れと感謝の意を感じるのは知っているエピソードに流されすぎているからかもしれないけれど・・
完成の直前で死が訪れたことが有名なこの曲、もしかすると間に合わなかったんじゃなくて神様がそこまで待ってくれたということなのかもな。
すごく離れたところに立って意思表示をしている嫁さんのところへ行くと、
スカートが薄いのでとげがお尻にささったから・・
なんだそれ?
そうじゃないのもわかっているけれどまあいいか。
今あることを大事にして死ぬまで生きてくしかないじゃない。
甘いもの食べに行こうと思ったけど腹も減らない。
もう今日は帰ろうよ。
近場でといったって天気も悪いし行くところも思いつかない。
海でも見るか・・

見えないし・・
防波堤に座ると、風が気持ちいい。
天気が悪いなりの幻想的な景色・・なんかなかった。
すぐそこに大きな川の河口。
水きたないなーとかは言わなくていいのか。
眼下の浜辺には歓声を上げて遊ぶ幼い兄弟。
1人はもうすぐ大人の世界が覗けるようになる頃。
でも見てるとまだまだ子供なのね。
皆あんなところを通ってくるんだなぁ・・
あそこで釣りしてるのが親父さんか?
隣で嫁さんが落ち着かないのはわかっているけれどかける言葉も思いつかない。
しばらくすると立ち上がって、
どっかいっちゃった。
なにがそうさせたかはわかっている。
いろいろ思うところやいいたいこともあるけれど、二人の問題で他人様の前に出してはいけないと思う。
そもそも二人の間でもちゃんと話ができ意思の確認ができているかといえば違うかもしれない。
もっと言えば、当人だって自分の気持ちをちゃんと把握、理解できていないと思う。
人生を無駄にしないために考えなければならないこともあるけれど、逆にもう考えちゃいけないこともあるかもしれないと思った。

一瞬日がさしたりするときれいじゃない。
あの人あのまま外国まで歩いていっちまえば面白いのにな。
風が気持ちいいし、
もう少しいたいけれど・・
嫁さんどこいっちゃった?
https://www.youtube.com/watch?v=AzNaL9nQ92s
嫁さんへの誕生プレゼントだったバルトークのピアノ協奏曲第3番。
分奏の弦楽器で始まる第2楽章は祷りのようでもあるけれど、何かとても繊維でとても大切なもののようだ。

Adagioの次のreligiosoは敬虔なとか宗教的なみたいな意味のようだけど祈るように・・・か。
天使の見え隠れする雲みたいだけれどいきなり対位法的なカノンみたいになっているところがこの人らしいというか‥ただなんとなく雰囲気でみたいな話は嫌いで何にでも論理的な裏付けがされていないと気が済まない人というか・・
しかし聴いていると優しさと愛情に満ち溢れているような気がする。
それだけじゃない、なんだかすこし悲しい。
息子の本を読んでいたら、バルトークが窓の外で歌っている鳥の鳴き声を愛で、ひとつ残らず採譜して楽しんでいるところが出てきた。とても素晴らしい時間。
遠くにいる息子への手紙の中にもその譜例がありそれらは

この楽章中間部的なざわめきの中にそのまま出てくる。
この音楽はバルトークが仕事をしくつろぎ、そばには家族がいた大切な世界への思いなんじゃないか。
誕生プレゼントとして書かれたこのスコアを嫁さんが見たのは作者の死後であったと思う。
きっと他にも二人にしかわからない、でも言葉なしで通じるなにかがちりばめられていたりするんでしょうね。

このあたりなんか泣きそうだ・・
後半、この愛と優しさに満ちれつつどこか悲しくもある世界を脅かすかのような楽想が出てくる。
皆隠したというけれど、本当は自分の死が迫っていることを知っていたのかなと思ったり。
お別れと感謝の意を感じるのは知っているエピソードに流されすぎているからかもしれないけれど・・
完成の直前で死が訪れたことが有名なこの曲、もしかすると間に合わなかったんじゃなくて神様がそこまで待ってくれたということなのかもな。
すごく離れたところに立って意思表示をしている嫁さんのところへ行くと、
スカートが薄いのでとげがお尻にささったから・・
なんだそれ?
そうじゃないのもわかっているけれどまあいいか。
今あることを大事にして死ぬまで生きてくしかないじゃない。
甘いもの食べに行こうと思ったけど腹も減らない。
もう今日は帰ろうよ。
Comment
そんな日もあります。
多少の揺れのお陰で ” 高見 ” や気付かないで板” 低さ ”
ドチラの目線も新鮮で、大切な1日の体験でしょう。
思い出せば皆ステキ、
仲良し夫婦の物語になります。
こんばんは!
一緒にくっついて遠出しても、
あちらとそちらで一人遊びをしても・・・
絵になるunagiさんご夫婦ですね♪
すぐ近くに海があるっていいですねぇ
ずっと遠くの海を眺めていたいです…
知らない国へも行けそうな気がして !!
まーにさん、こんにちは
そうですね、
いちいち一日、その瞬間を大切に生きていきたいと思います。
ありがとうございました。
minaさん、こんばんは
海はいいですね。
何だかわからないけれどずっと眺めていたくなります。
潮風もいいですね。
潮が心を洗ってくれるんじゃないかと思っています。
ありがとうございました。