大切な物とまちがい、天ぷら屋

昼めしを食いに行こうと行先をいろいろ考えるけれど嫁さんとも話がまとまらず決まらなかった。
じゃ今日はもうここでと行ったところは行列。それじゃと隣のファミレスに入ると大混雑ながら空いてはいた。
席に通されると5分もしないうちに嫁さんに異変が生じ涙目でお店を出たいと訴え・・申し訳ないけれど急いで店を出た。
過呼吸の始まる前というか・・・なぜそうなったかは省略で。
そういえばいろんな店の名を出した時ここは嫌だというようなことを言ってたな・・・好みに合わないのかと思ってたけど違ったのか・・ちょっと足りなかったかな・・・みたいなのをあんまり考えすぎるのは間違い。
このまま家へ帰るというのも違うと思う。
何か声をかけるというのは一番間違い。
なにもなかったように・・
次の店を探るけれど同じ状況にならないような客層の全然違うところ・・
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忘れられた商店街の裏路地みたいなところにあるてんぷら屋。
ふだんなら嫁さんにここに行こうと言っても絶対にうんとは言わないんだけど。
折れてくれてるんだろう。
戸を開けてみれば混んでいて・・ここいいですか?かなんか言ってみるといきなり掃いて捨てるような返事をくらう・・気にしないと思ったけど2度ほど。
別に履いて捨てられたんじゃなくてそういう喋り方なだけで悪気はないんだろうとか言って自分に言い聞かせる。
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お店の誰かが、盆栽が好きみたいだ。
他にもいくつか置いてあって、小さな世界は秋ですよと言っているように見えた。
盆栽も長く続く奥深い世界があるんでしょうね。
なんとなく盆栽には歳をとった人がやるものというイメージがあるけれど、クラシック音楽にもある爺さんが聴くものとか歳をとると聞くようになるものみたいなイメージは大きな間違いであ・・どうでもいいかそんなの。
誰にどう思われようと自分がそれが好きだってだけでいいか。
だけどあれですね、私が勝手に大好きだと思っているクラシック音楽は実は私のことが大嫌いで「あなたなんかに聴いてほしくないです。気持ち悪い近寄らないで!」とか思ってたりして。
昔、学校も仕事もみんなやめちゃって好きな歌手を追い回しているというやつがいた。
ツアーかなんかに張り付いて日本中のあらゆる会場で一番前にいるのでステージ上の歌手本人と目が合い嫌な顔をされると言ってた。
対象に嫌われてまで追い続けるとか何なのかと思わないでもないけれど、好きってことはすごいよね。
勉強でじゃないけど何かで全国2位になったみたいな才能を持った奴で親父の自慢だったはずなのに・・
親には勘当されたとへらへら笑ってた。
まだ二十歳ぐらいだったし、傍目にはめちゃくちゃでもやりたいことをやり尽くしてその結果に納得できればそれはそれでいい人生かもしれませんよね。
あの人今どうしてんのかな?まじめな親父になったかな。
私も、音楽から嫌われようがお前は間違ってると言われようが勝手に好きでいるけど。
だけどもし音楽が人間の形になって出てきて嫌そうな顔なんかされたらもうそこで無理だろうな・・あいつやっぱりすごいな。
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嫁さんの頼んだ唐揚げ定食。
予想外の超絶山盛り感。
さっきの人がこれを置きながらびっくりする私の顔をしっかり見届けていったのがわかった。
すげーな!とか言おうかと思ったけれどなんかこうわだかまり感がまだ溶けてなくて。
鳥だけじゃなくて豚のから揚げとハイブリッドな・・
食べきれない分が回ってくることはもともと予想していたけれどさすがに多いぞこれは・・・・
ショウガが利いていておいしかった。
天ぷら屋なんだから天ぷらだろと思いつつ前食ったしなと
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私のフライ盛り合わせは季節的に
カキフライとエビフライ、多分アナゴのフライ・・たぶんてなんだよ・・
それで十分なところにまだヒレカツが2つ・・
値段を考えるとものすごい量だ・・
こんな忘れ去られたような路地裏にあって繁盛するわけだよね。

お茶を入れに来てくれたりのやり取りでお店の人へのわだかまり感は消え、普通の客の一人として扱ってもらえていたんだなと認識する。
いちいちそんなことを気にするのか・・そう、子供のころからびくびくして生きてくるとこうなっちゃうの。
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嫁さんが笑ってた。
よかった。
ありがとう。
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路地の途中にある昔からのお菓子屋さん。
ちょっと寄っていこうか。
直接買いに来たことは一度もないのだけど、訳があってここのお菓子を時々食べている。
お礼というでもないけどなんとなくそのことを伝えると笑顔で答えてくれた。
帰って袋を開けるとおまけをで一つ大きなお菓子を入れてくれてあった。

帰ってゆっくりブル5を聴いて満足すると、
今日あったことを思い出して

https://www.youtube.com/watch?v=2yU2TdWVBYM
これを聴きたくなった。
この曲、題名は皮肉か洒落じゃないかと思う・・・こういう気持ちでいられたら幸せですね。
これが自分で弾けたら本当に幸せだと思うけれど、残念ながらこの世の私はそういう私じゃなかった。

食いきれるわけのない嫁さんの分が大量に回ってきて、この日晩飯は不要となった。
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朝、
ちょっと試し塗したような富士山だった。


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