古い寺と嫁さん
朝一の新幹線だと結構早くつけるのね、天気・・悪くない。
休みの前日のなんとなく調べる奈良。
だけど正倉院展に紅葉に修学旅行、混んでるよな・・やめとこうか。
そうだ鎌倉なら近いししくじったってダメージもないかな。
あそこだって観光客と学校行事みたいなのでうまってるか。
北鎌倉ならどうか・・

鎌倉の中心地は迂回するつもりだったのに、飯屋を探すうちに結局あのあたりへ迷い込んでしまった。
人の群れを見ると下降するような私は今の時期の奈良に行ったりしなくてよかったと思った。
線路わきを歩き、古いお寺・・・
5秒間くらいの映像が頭に焼き付いて残っている。
会話から察するに中学の行事みたいなのでこの辺りを歩いたんだろう。でもなぜかその前後の記憶が全くない。
なんでだろう?

紅葉の時期はもっと先でしょうか、でもここだけちょっときれい。

拝観料を払いチケットみたいなのをもらい・・
背の高い外人さんたちは実はあんまり興味がなさそうだ。

何故だかこんなのをまたいだ記憶だけは残っていた。
やっぱりここ来たんじゃないかなぁ。
本堂が鉄筋コンクリートというのを最近何か所も見てきた気がする。
味気ない気がしてあんまり好きじゃないけど
火災を嫌ってだろうか?

テレビとかでだろうか、ものすごくよく見たことのある気がする天井画。
ここにあったのか。
こういうのの竜とか虎とかちょっとかわいい感じなのをよく見ますよね。これも。
仏さまはずっとこちらを見ていてくださっているような気がした・・
嫁さんは、外で待ってる。
じっくりゆっくり見たければひとりでこないとな。
ちょっと歩くと奥の方に
←国宝
みたいな案内を見つけ行ってみると

あの奥の建物がそうらしいけれど門から中へ入ることができず遠くて何だかよくわからない。
時々特別に公開されるようだ。
向こうになんか置いてあるのが見え

お抹茶と・・
行きたいと思ったのだけど嫁さんの表情を見て行かず。
嫁さんは神社仏閣みたいなのが嫌いと言うか時々病的に嫌がることがある。
なんかあるんだろう。
知っているならここに来ちゃいけないのかもしれないけれど、じゃあ来なければよかったのかというとそれもまた違うと思う。
次の日だったか、もし嫁さんがいなくなったら・・と考えさせられる出来事があった。
もめたとかそんなんじゃなくて。
この先も当たり前にあるだろうなんて思っている何でもないことは、突然遥か彼方に消えたりする。
大事にできる時、大事なことを大事にしておかないと後でどれだけ後悔しても取り返しがつかないかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=AVyZ5unKQbs
マーラーの5番は編成や時間、内容からとっつきやすく昔から人気商品だったみたいだ。
とはいえ演奏家として頂点に登り詰め作曲家としても脂がのり技術的にもさえわたりアイディアも湧き出てしょうがない人間のかなり実験的的な内容を含む挑戦的試作品のようなとがった面も持っている曲だと思う。
フィナーレは複雑に何重もの要素が絡み合いながら並走することのすごさがあまりに流ちょうに処理されていて、巧すぎるとかえってすごさがかすんでしまうという問題点を作者自身に見せつけている気もする。
で、このフィナーレはすごく年下の超絶美人を嫁にもらって笑いが止まらない感じがそのまま投影されているとも思う。
多彩で大規模なロンドに2重フーガを織り込み最後にはコラールが・・と言う点でブルックナーの5番のパロディでもあるかもしれない。
自身も作曲を勉強し、年齢的に一つ先の時代の感覚を持っていたかもしれない若い嫁さんが最後のコラールを古臭いと批判すると、マーラーの答えは
「ブルックナーだってやってるじゃないか」だったというエピソードが超絶有名でどこにでも書いてある。
これも例によって偉大な芸術家の妻としてちやほやされたお婆さんの妄想的虚言が伝説化してしまってるだけじゃないかじゃないかと思うなぁ・・今も当たり前に語られる彼の伝説は8割くらいが間違いや極端に捻じ曲げられたものだと思うけど。
マーラーは年の離れた嫁さんとのことで悩んだ挙句不安定化し、フロイトの診察を受けたというのも有名。
こちらは医者の診断記録みたいな客観的資料からも読み取れることなのであるから、嫁さん命だったのは嫁さんの虚言じゃなく間違いのない事実なんだろう。

国宝もいいけどこんな絵のがいいよね。

希望の世界に向かって・・みたいな。
このあと写真映えしそうなカフェというか喫茶店に入ったけれど嫁さんが嫌だと言うのでごめんなさいと言って出てきた。
駅前のありふれた喫茶店に入ると向こうの男女の会話が耳に入ってくる。
息子が独立しているらしい女性は旦那と長時間一緒にいるなんて絶対に嫌だという・・まあそういうもんだろう。働いて稼いでてくれてりゃいいみたいなことも言ってた。
どこにでもある話だろうと思うし人それぞれ・・
友人とかやりたいこととか、次に続く子孫とかいればあれでいいんでしょうね。
そういうの何にもないとそれじゃ困るというか・・

遠くに富士山が見えた。
よく知らないけれど、鎌倉に家を建てて住むとかステータスだったりするんでしょう?
ステータスのスの字も知らずに生きてます。
思春期の頃につぶれてしまい、都会にあこがれるみたいなのもなかった。
そんなことより残りの時間を前に自分の大切にすべきものをちゃんと見極めて意識しとかないと
後で後悔するかもなと思った。
休みの前日のなんとなく調べる奈良。
だけど正倉院展に紅葉に修学旅行、混んでるよな・・やめとこうか。
そうだ鎌倉なら近いししくじったってダメージもないかな。
あそこだって観光客と学校行事みたいなのでうまってるか。
北鎌倉ならどうか・・

鎌倉の中心地は迂回するつもりだったのに、飯屋を探すうちに結局あのあたりへ迷い込んでしまった。
人の群れを見ると下降するような私は今の時期の奈良に行ったりしなくてよかったと思った。
線路わきを歩き、古いお寺・・・
5秒間くらいの映像が頭に焼き付いて残っている。
会話から察するに中学の行事みたいなのでこの辺りを歩いたんだろう。でもなぜかその前後の記憶が全くない。
なんでだろう?

紅葉の時期はもっと先でしょうか、でもここだけちょっときれい。

拝観料を払いチケットみたいなのをもらい・・
背の高い外人さんたちは実はあんまり興味がなさそうだ。

何故だかこんなのをまたいだ記憶だけは残っていた。
やっぱりここ来たんじゃないかなぁ。
本堂が鉄筋コンクリートというのを最近何か所も見てきた気がする。
味気ない気がしてあんまり好きじゃないけど
火災を嫌ってだろうか?

テレビとかでだろうか、ものすごくよく見たことのある気がする天井画。
ここにあったのか。
こういうのの竜とか虎とかちょっとかわいい感じなのをよく見ますよね。これも。
仏さまはずっとこちらを見ていてくださっているような気がした・・
嫁さんは、外で待ってる。
じっくりゆっくり見たければひとりでこないとな。
ちょっと歩くと奥の方に
←国宝
みたいな案内を見つけ行ってみると

あの奥の建物がそうらしいけれど門から中へ入ることができず遠くて何だかよくわからない。
時々特別に公開されるようだ。
向こうになんか置いてあるのが見え

お抹茶と・・
行きたいと思ったのだけど嫁さんの表情を見て行かず。
嫁さんは神社仏閣みたいなのが嫌いと言うか時々病的に嫌がることがある。
なんかあるんだろう。
知っているならここに来ちゃいけないのかもしれないけれど、じゃあ来なければよかったのかというとそれもまた違うと思う。
次の日だったか、もし嫁さんがいなくなったら・・と考えさせられる出来事があった。
もめたとかそんなんじゃなくて。
この先も当たり前にあるだろうなんて思っている何でもないことは、突然遥か彼方に消えたりする。
大事にできる時、大事なことを大事にしておかないと後でどれだけ後悔しても取り返しがつかないかもしれない。
https://www.youtube.com/watch?v=AVyZ5unKQbs
マーラーの5番は編成や時間、内容からとっつきやすく昔から人気商品だったみたいだ。
とはいえ演奏家として頂点に登り詰め作曲家としても脂がのり技術的にもさえわたりアイディアも湧き出てしょうがない人間のかなり実験的的な内容を含む挑戦的試作品のようなとがった面も持っている曲だと思う。
フィナーレは複雑に何重もの要素が絡み合いながら並走することのすごさがあまりに流ちょうに処理されていて、巧すぎるとかえってすごさがかすんでしまうという問題点を作者自身に見せつけている気もする。
で、このフィナーレはすごく年下の超絶美人を嫁にもらって笑いが止まらない感じがそのまま投影されているとも思う。
多彩で大規模なロンドに2重フーガを織り込み最後にはコラールが・・と言う点でブルックナーの5番のパロディでもあるかもしれない。
自身も作曲を勉強し、年齢的に一つ先の時代の感覚を持っていたかもしれない若い嫁さんが最後のコラールを古臭いと批判すると、マーラーの答えは
「ブルックナーだってやってるじゃないか」だったというエピソードが超絶有名でどこにでも書いてある。
これも例によって偉大な芸術家の妻としてちやほやされたお婆さんの妄想的虚言が伝説化してしまってるだけじゃないかじゃないかと思うなぁ・・今も当たり前に語られる彼の伝説は8割くらいが間違いや極端に捻じ曲げられたものだと思うけど。
マーラーは年の離れた嫁さんとのことで悩んだ挙句不安定化し、フロイトの診察を受けたというのも有名。
こちらは医者の診断記録みたいな客観的資料からも読み取れることなのであるから、嫁さん命だったのは嫁さんの虚言じゃなく間違いのない事実なんだろう。

国宝もいいけどこんな絵のがいいよね。

希望の世界に向かって・・みたいな。
このあと写真映えしそうなカフェというか喫茶店に入ったけれど嫁さんが嫌だと言うのでごめんなさいと言って出てきた。
駅前のありふれた喫茶店に入ると向こうの男女の会話が耳に入ってくる。
息子が独立しているらしい女性は旦那と長時間一緒にいるなんて絶対に嫌だという・・まあそういうもんだろう。働いて稼いでてくれてりゃいいみたいなことも言ってた。
どこにでもある話だろうと思うし人それぞれ・・
友人とかやりたいこととか、次に続く子孫とかいればあれでいいんでしょうね。
そういうの何にもないとそれじゃ困るというか・・

遠くに富士山が見えた。
よく知らないけれど、鎌倉に家を建てて住むとかステータスだったりするんでしょう?
ステータスのスの字も知らずに生きてます。
思春期の頃につぶれてしまい、都会にあこがれるみたいなのもなかった。
そんなことより残りの時間を前に自分の大切にすべきものをちゃんと見極めて意識しとかないと
後で後悔するかもなと思った。
Comment
はじめまして、 こんにちは、
ちょっと恥ずかしいけど同日に鎌倉の つるや へと美味しい昼食 出かけてました、貴方の出かけ先での美味しいレポート 今回は 私から一言
鰻屋さんも日本橋での数軒や 三島のさくら屋 其々 鎌倉のつるやが食事のみでも出向きたくなる美味しさの誘惑は嬉しいです
古い昔のままの店ですが 味に惹かれます。
umi925さん、こんにちは
はじめまして。
いいですね、うなぎ。
私は知らなかったのですが、古くからある名店なんですね。
そういう特別な時間を時々作ってないで行けたらきっと楽しい人生になると思います。
三島は隣町なのですがまださくらやに行ったこともありません。
いつか鎌倉の鶴屋に行く楽しみもできました。
コメントいただけて嬉しいです。
ありがとうございました。