CDクリーニングムースと私

これは30年前に買ったCD用のクリーニングムースというものです。
中身もたっぷり残ってなぜかいまだに手元にあります。
30年もたつと缶表面錆びてきちゃうんですね・・・スプレー缶にSONYの文字・・
これをかっこいいなんて思った思い出・・
あのころ、CDも出始めで盛り上がってたし景気も良かったからかいろんな便乗商売的グッズがあった。
レーベル面に貼る保護フイルムとか、レーザーの拡散を抑えるとかいう緑色のペン(CDのエッジに塗る)とか。
これもその一つでしょうか。
どっかしまっちゃってるけど専用のクリーニングパッドみたいなのもまだあるはず。
買ったはいいものの、CDを国宝のように扱っていたため、こんなものを使いかえって盤面を痛める危険性を感じて結局使わなかった。
いや、一回試したんだ。洗浄液の残りが表面に跡になって残てしまいどうしてくれる的な記憶が。。
そもそもなんでムースなんだろ?液だれしないから・・?・・なんかムースってのが流行ってたっけ・・?
うれしがって買っちゃったんだよな。
変態なので盤面に指紋がついたりすると気になって仕方がない。
中性洗剤と水道水で洗うのですが、最後に水滴の後を残さずに仕上げる技術を追及しました。
やたらに拭き取れば傷がつく、ティッシュ系は埃の発生源で使えない。
キムワイプとかはまだ知らなかった。
蛇口からの細い水流を使い、水滴を一つに集め、盤の最外周まで移動させて布の端ですっと吸い取る・・みたいな
指紋を絶対つけないように持ち運ぶ技能みたいなのも追求し始める。
ケースへの食い込みが緩く床へ落してしまったときは悲しくなった。
変なところから個人輸入したりすると指紋のべったりついたものが送られて来たりして夢に出てきそうになった。
そういえば昔、CD専用超音波洗浄機みたいなものも売られていて、雑誌のレポートではCD盤面の電子顕微鏡写真を載せて新品だってこんなに横れている、洗浄するとまさにベールをはがしたような音に!!
とかいうのもあった。
本当にそうだったのかもしれないですが、新品にもあるような汚れでそんなに音質が劣化していたのだとすると、
そんな品質のCDを販売するメーカーもおかしいし、
ミクロンレベルの汚れで信号が劣化してしまうようなCDプレーヤーを製品化しているメーカーもおかしい
と思うんだけど・・
オーディオ系はこういう話がやたらにあると思う・・・
なに言ってるんだそこにこだわるのがマニアだろ!ってことでしょうね。
・・・ちょっと検索してみたら、やってる人いますね・・・
昔感心したのは洗浄機とペアで使う回転式脱水機が存在していたこと。
そっちのほうがほしかった。
CDを腫れ物に触るように扱う癖はその後20数年たっても止まず、CD交換のたびに疲れてしまうようになり、CDをデータ化したいと思う動機の一つとなった。。
書いてみて、俺あほだな。
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