レッスンと、ここまで来た。

本文と写真は全く関係なく進行します。
2週間に一度、楽器のレッスンがやってくる。
お前は人間じゃないと突きつけられることにおびえみたいなのは脱したけれど、その数日前からそこはかとなく緊張が支配してくるのを自分で感じる。
前日くらいにはそんなつもりもないのに無駄な力が入ってしまい出来ていたことができなくなったり変な音が出たり・・だめだと焦ればさらに力が入り・・
とはいえ以前のようにパニックになってしまったりはしない。

当日、出発前に家で音出しをしてみると結構調子がいい。
一時はこんなに鳴らないなら捨てちまえとか思ってたリードがいい音で鳴ってくれる。
大丈夫だなとある曲をちょっと吹いてみ・・あれ?と思った瞬間から崩れ始める。
あーあちから入っちゃってるな、まずいなと思いながら・・
力を抜くってこんなに難しい事なのか。

時間ギリギリまで粘るが改善しないしもういいやと支度をして車に乗る。
以前はこれから処刑をされに行く人みたいな頭と顔で走ってたと思うけど、なんかもう半分笑いながら・・もうしょうがない。
ああしようこうしようなんて考えるとまた変なとこに力が入るので何も考えないようにする。
早めに到着するけど前のコマの人と顔を合わせても気まずいので車の中で待つ。
ほんとは人のレッスンをのぞき込んで何か盗んでやろう位でなきゃいけなんだろうけどあまりに自分が悲惨だったので。
まあいいや、いつかは。
スマホを見るとブログの拍手の数がかなり少ない・・いいからそんなの
もう時間だ。
さあいこう。

先生にあいさつの後アルコールで手を消毒し楽器を組み立て・・
音出し。
魔法のとっておきリード・・・あー、
思ってるとダメね調子悪いなー
まあめげずに・・
タンギングもしてください・・
あ、はい。
あ、あれ・・
うーん・・・・あれですね・・
・・さあ怒られるぞ・・
なかなかちゃんと吹けるようになりましたね・
ちゃんとというのも失礼だけど・・・
はぁ?
怒られるのかと思ったけど逆の言葉がかかったので
あーびっくりしたなんて言っちゃった。

この曲を見てもらいたいという曲がありますか?と言われたので自分の調子確認のために毎日必ず吹いてる曲を吹いていろいろ指摘してもらう。言われたことをやるとうまくいかないと思ったことがさっと解決したり。
次は?
大量にもらった楽譜の中には今の自分にはまだできるわけもないものも含めクラシックが何曲かあり、やりたいのはそれらだけどまだ先生に診てもらえるとこまで行ってないから。
こういう展開も予想してさらってあったのは坂本九の歌だ。
へーこういうのが好きなのかぁ・・
あいやそういうわけでも・・まあいいか。
やってみるといろいろダメ出しをもらうけれど叱責じゃなく建設的なアドバイスだ。
それをやってみようとするわけだけど緊張で力が入ってしまい出来るはずのこんなことが・・・
大丈夫、それはいい傾向ですとか、ミスに対する指摘もへこむ感じじゃない。
ほかにやりたい曲は?と聞かれ適当な練習曲の名前を言いかけるとこれをやってみてくださいと出てきた楽譜は・・
美空ひばりである。
私は聴き手としてはクラシックしか聴かないとか言っているけど、
楽器やる人としてはそんなこだわりは全然でないらしく今目の前にある旋律に命を入れて・・みたいなのがあるだけだからこれも楽しいよ。
初見で一度吹いてみると・・ここがこうで・・
もう時間だけどいいでしょ?と先生
わー先生ものってる・・
けどこのあとちょっとやって緊張と疲労で口が壊れてきちゃってるのを察して終了。
まだまだ伸びしろがあります。
時間がかかったけど、
よくここまで来ましたねと先生がしみじみ言われるのを聞いて・・

この写真を撮っている時、運転手さんの視線や表情がはっきり見えた。
あのバカまたいるよ・・
なんでバスが線路の上を走ってるの?と興味を持ってくれた人がどれくらいいるかな?
それよりこんな楽器を音楽をやりたいんだようとか書いてるのを興味をもって読んでくれる人がどれくらいいるのかな?
まだあれ、スタート地点に立ったようなとこだから感慨にふけってる場合じゃないんだけど、
小さな子が5分くらいで取得するものをできるようになるのに罵倒されながら2年弱かかるとか・・これに限らず靴の履き方から始まって幼少期からほとんどあらゆることがこうなっちゃうことが私の自己認識を作り、その結果としてのこの人生があると思う。
それを全く持って肯定的にとらえられていないために、楽器をやってうまくやれないという目の前の出来事が自分の肉体と人生全否定に拡大されちゃって。
それをまた誰にも話せないからこんなところに時々ぐずぐずと書いたりしていたんだけど
貶すようなコメントを送り付けてくる人もいなくて、拍手ボタンを押してくれたりする
そんな人たちがいてくれたから
ここまでこれたのかなぁと思うんですね。
ありがとう。
https://www.youtube.com/watch?v=DVBrFa06fWg
もらった楽譜の中にこれもあったというだけだけど。
この人の演奏じゃないけれど初めて買ったCDはバッハのオルガン名曲集みたいなやつで、そのおしまいにこれが入ってた。
バッハの作品は後年整理番号が付けられていてオルガン音楽はBWV500~600番台なのにこれだけBWV147なのはなんでだろう?なんて思うところから始まった。
聖歌隊をオケが伴奏するこの曲、というか私がやってんのはバッハの時代にはまだなかった楽器なのでバッハのオリジナルな楽譜はないんだけど、まあいいかそんなこと。
音楽という世界を知ってわくわくしたあの13歳くらいの頃に
いまやっとっ戻ったというか追いついたというか
生きてる意味あるの?なんて言われてうるせー馬鹿なんて思いつつ、自分でもよくわかんなかった生きてる意味があるなといまやっと思うわ。

バスが線路の上を走るというのは一見単純そうで昔から試行されてきたようだけど、解決しなければならない問題が多々あったらしくその技術は最近ようやく完成に近づいて・・
いたんだけど過疎地での鉄道の在り方を模索する意味もあって研究されていたんだろうこの話はもうバスでさえ過剰な過疎地ではなりたたないだろうし、JR北海道は非常に厳しい状態に追い込まれ研究開発は停止されてしまったんだったと思う。
残念なことになってしまったなんて思っていたこの話は意外にも四国かどっかで実用化されるような話をどこかで読んだ。
なんか、わかんないけど誰かの苦労や熱意が報われたんだなと思うと良かったなぁと思ったりして。
なんで全然別な話が同時進行してるのかは謎なままで。

はい、がんばって行きましょう。
Comment
たまに線路の上に、こういう線路でも道路でも走れますよ的な車がいますが、道路と線路をどうやって行き来するのかずっと見てみたかったのでした。
道路と線路の接続点は見たことなかった。(・∀・)ヘエ-
いいもの見せてもらいました。
ありがとうございました。
こんにちは
楽器のレッスンで長く指摘されている"手の形"が直らず、少しヤケになっています;「形はわるくても結果的に弾ければまあいいけど」とも言われスッキリしません;
ところで、デュアル・モード・ビークルって言うんですね、初めて見ました、確かに地域によっては合理的で、もっと前からあってよさそうに思いました。
こんにちは。
拍手ですね!
今日の黄色いバスは、何でもできる猫バス的で、unagiさんのようですよ!
つばめとそらさん、こんにちは
保線用の車両なんかは踏切でレールに乗せたりするようですが
列車のない夜中の作業なので私もやってるところは見たことがありません。
そういうものに注目されてるところがさすがですね。
いつか、どこかで実際に乗ってみることが出来たらまた面白いかなと思います。
どうもありがとうございました。
michaelさん、こんにちは
楽器、最初に手にした時からうまくいかなかったり困ったりしたことがないんだよねーという人がいるらしいのですが
神様になんでみんな一緒じゃないんですか?と文句を言いたくなり・・
でも化目指したいところがあるって、生きる活力になりますよねきっと。
DMV、宇賀志国鉄も研究したようですがじっつ八日出来なかったみたいですね。
いまやっと四国のどこかでもう実用化されそうな話を読みました。
多分半分観光目的で・・コロナのせいで遅れているかもしれません。
廃線になったろせんとこれを組み合わせて観光でいけそうなところがどこかにあるんじゃないかとも思いますよね。
関係ないけどレールバスと言えば三河線で、沿線に住んでたのに乗らずじまいだったことが悔やまれます。
どうもありがとうございました。
yokoblueplanetさん、こんにちは
これを猫バスと気づいたyokoblueplanetさんは天才だと思います。
乗ってみたかったけどもう・・なんて思っていましたが
どこかで乗れる可能性が出てきました。
未来は明るいですね。
どうもありがとうございました。